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貴女Side


ドッドッドッドッドッ… (階段を下る音)

ダダダダダダダダダ… (廊下を走る音)

スパァァン!!!!!!!!! (襖を勢いよく開けた音)


『ちょ…!!!!!これ!!!!!!ヤバイよヤバイよ!!!!!!!!』

父「おはよう。で、どうした出○さん」←

『これ!!ちょっとみて!!!』

父「なぁんだ騒がしいなぁ…。どれどr…」


とりあえず語彙力が低下中の私には説明が出来ないので私の携帯を見てもらう。


母「あら。おはようA。何だか凄い勢いで起きてきたじゃない」

父「母さん!!!ヤバイよヤバイよ!!!!」

母「あらどうしたの◯川さん。←そんな驚いた顔して」


父さんが私の画面を指差す。
指差す方に母さんが目をやる。

________________________________


〘昨日の番組をみて知りました!ハチャメチャに美味しそうだったのでこんど伺わせてもらいます!〙

〘最後の彩斗、娘さんの限界ヲタクになってて草〙

〘スイーツ頼んでなかったけどメニュー表見てるだけで凄く美味しそうに見えた!一度食べてみたい!〙

〘このお店の雰囲気はきっと店主や奥さん、娘さんの接客がとても親しい感じだからだろうね〙

〘いや娘さん可愛すぎん????〙

__________________________________


そこには昨日寝る前にツイートしたものに沢山のリプがあった。有り難いことにお褒めのリプばかり。

そしてフォロワーの数は400人程から一気に20000人程までに跳ね上がっていた。


母「…確かにこれは出◯さんにもなるわね」

『うん』

父「これ…いつもの仕込みの量で足りるのか?」


リプ欄には今日来ると宣言している人もいる。
…いや。絶対に足らないなこれ。


『今日は多めにやっておいた方がいいかもね』


戦いはもう始まっている。
今日はいつもの倍以上頑張らなくては。

ちょっとした余談→←裏メニュー27



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作者名:海月ちゃん | 作成日時:2023年5月17日 0時

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