柱を辞めてから毎日追いかけられています

三十八話 ページ41

し「ほ...んとうなのですか？」



『えぇ。戻る....でも霞柱としては戻らない』



あの子がいるから。



し「でも、あなたは霞の呼吸の使い手じゃ」



『影の呼吸』



し「！もしかして...」



『私は影柱として鬼殺隊にもどる。お館様にもそう伝えてくれる？』



し「！はい。すぐに伝えてきます」



しのぶは走って向かった。
お館様は分かってたのかな....私が柱に戻ることも全部。



ﾁｴ「あの...」



『チエ。私は鬼殺隊に戻る....チエはどうしたい？』



ﾁｴ「Aさんのそばにいたいです」


そっか...



『あの家はすぐに出ていくことになると思う。母は連れて行けない。それでもついてくる？』



チエは少し下を向いて考えた。
もし付いてこない、そう決めたのならば私らそれを受け入れる。



ﾁｴ「そばにいます」



え？



ﾁｴ「Aさんのずっとおそばに居ます」



チエ...



『ありがとう』



この子は本当に優しい子だ。

移行→←三十七話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す