【原神】他人事な関係【タルタリヤ】 (ページ3)

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私だってページ3

そういえば、私ってどうして彼のおもちゃになったんだろう
確か出会いは、私が怪我しているところを助けてくれたんだっけ。
ゆっくり記憶を蘇らせながら仕事の場所に足を運ぶ

その日は確か雨だった

『はっ……はぁ』

目の前には岩スライムが沢山いる。普通ならスライムくらい…なんて思うかもしれないけど私にとっての強敵だ

『も、むり。』

ふらりと視点が揺れて視界が空に移…らなかった

「新兵かい？ダメじゃないか。スライムにやられちゃ」

『あっごめんなっ……へ？しっ執行官様…』

お礼を言おうとした。ちらりと顔を見ると女幹部たちが言っていた公子？だったっけ。その人の写真にそっくりだ、高身長、イケメン、いい声、優しい、全てにおいてマッチしている。そんなことはどうでもいい。執行官様ということがわかった時点で礼より先にくるのは謝罪だ

『ご迷惑おかけしまして大変申し訳ございません。そして命を救って頂きありがとうございます。罰は試して受けるつもりでございます』

謝罪をして恐る恐る公子様の顔を見上げると口角を上げ私のことを見つめた

「ふーん。弱いから礼儀もなってないんじゃないかと思っていたけど。そんなことは無いみたいだ。それに、君岩元素だね？そりゃああのスライムに勝てないのは当然か。そうだなぁ罰についてなんだけど。俺と恋人になってよ」

『え、え？』

「はは、驚いてるね」

私には理解できなかった。私の聞き間違いでなければ恋人になってという言葉が聞こえた気がした。

「君みたいに俺を見てベタベタするより先に怯える子なんてなかなかいないんだ」

やっぱり顔がいい自覚はあるんだなぁなんて思いつつもそれくらいの罰でいいなら。と思い甘んじて私は受け入れた。

『そう、ですか。はい、分かりました。それが貴方様の罰と言うのであれば私は受けましょう』

甘味処の一言
すれ違いって最高よね