トリップしてもコンビニ店員してる【呪術廻戦】【 HQ 】 (ページ8)

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#7.帰り道と私となんか変なのページ8

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タバコを吸い終えて私も家へ向かう。
コンビニから家まで歩いて約10分程度。
推したち可愛かったなと先程までの出来事を思い出して浸っていると後ろから視線を感じた。

『…？』

後ろを見ても何もいない。
気にしても仕方ないかと思ってまた歩き出すとゾクリと嫌な感じが身体全体にまとわりつく。
背中に冷や汗が垂れて喉がひゅっとすると同時に、後ろからまた視線と何か引きづる様な変な音。

後ろを見たらダメだと脳に危険信号が鳴り響く。
無理矢理に足を動かしたが動かない。左足に違和感。
恐る恐る左足に視線を落とす。

『…ﾋｯ』

手なのかよく分からない変なものがまとわりついて
沢山の目と目が合った。瞬間、にちゃぁ、と口らしきものを歪ませた。

『う、うあぁぁぁ！？！』

驚きと恐怖のあまり勢いで蹴飛ばすと案外簡単に振り解けた。走って逃げる。何あの変なの。無理怖い。
まだ追いかけてくるよ。

ニコチン中毒の私はもう走るのが限界。

『い゛っ！！！』

また足を掴まれ、勢いで地面に叩き付けられる。
痛みなんて恐怖でそれどころじゃない。

え、推しに会ったばっかりなのに死ぬの私？
もう会えないの？

｢＊#$€^＊%#｣

なんだこいつ何言ってんだ分からないけどなんかもう死ぬ気がする。

怖くて泣きそうになって目に涙が溜まる。
歪んだ視界で変なのが何かを上へ振り上げた。

振り下ろされたら死ぬやつだなと思って反動で目を閉じた。

こんな一瞬で終わるなんて思ってなかったよ。