四つ葉のくろーばー (ページ21)

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番外編　１３歳　２ページ21

診察室へ入る時、抱っこ。

整形
「潤くん、こんにちは」

「よろしくお願いします。時間外にありがとうございます」

桜「よろしくお願い致します」

整形
「上手にレントゲン撮ったね、潤くんのかっこいい足が見られるよ」

先生の声かけでモニターを見た。

整形
「レントゲンを見る限りでは、骨に異常ないね。痛がったりする？
　潤くん、足、痛いかな？」

「いたくない」って自分で答えられた。

「痛がることはないけど、よく転ぶようになって心配なんです」

整形
「潤くん、ベッドに寝転んでくれるかな」

「さっきも上手だったもんなあ、先生がゴロンして下さいって」

潤
「ちょっと・・・」

整形
「うん、ちょっとだけだよ。さわらせて」

言われたとおりに、ベッドに寝ころんだ。

靴下を脱いで、ズボンをあげて触られても平気。

整形
「はい、ありがとう。次はね、歩いてくれる？
　向こうの赤い箱のところまで、箱の中に入ってるの
　一つどうぞ」

不安が大きいみたいで、パパ、ママって俺たちを見上げる。

ママ
「パパもママもここで待ってるよ」

「ここにいるからね、赤い箱の中、見せてもらっておいで」

ちゃんと歩いて、赤い箱の中から、５円玉の形をしたチョコをもってきた。

整形
「それにした(笑)それ人気なんだよ〜、潤くんの足にね、これつけていい？」

装具を見せた先生。

潤「いたい・・・の、いや」

整形
「痛くないよ。さわってみて、潤くんが自分でつけてもいいよ」

潤「・・・うん、もうすぐおしまい？」

整形
「そうだね〜これをつけたまま、歩いて自動販売機へ行って
　飲み物買おう。その後、ここで先生とパパとママとお話ししたら
　おしまいにするよ。いい？」

潤「いい、潤ちゃん大きいのがいい」

整形
「大きいの？」

「自動販売機でペットボトルのジュースを買うって(笑)
　いつも大きすぎるって紙パックの買うから。
　今日は、潤ちゃんのすきなの買おうね」

整形
「なるほど、じゃあ、これつけるよ」

スムーズに装具をつけてもらえた。