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番外編 おなかいた 17 ページ49

翔side

今日は休暇がもらえた。少し調子がよくなったから、母も少しくらい
帰宅できるかなと思っている。

朝一で診察して、お尻を診たからか?メソメソ泣き続けているらしい。

「どうしたの?翔ちゃんきたよ」

マ「翔ちゃんに怒られた、こわかったって。まだ、しんどいしお腹も痛いって。
それとジュースの事」

「怒ってない・・・けど」

潤「お尻の時、もう〜って(泣)」

「ごめん、ごめん。怒ってないからね。で、お熱どうだった?」

母「測らせないのよ(笑)」

「あれれ、少しは飲めてる?」

母「全然、ジュースがいいんだって」

「少し飲めてからと思ったんだけどなあ」

母「パパも翔ちゃんも少し、交代してくれる?」

潤「だめ、ママもいて、お留守番しない。
潤ちゃんも帰る」

パ「少しの間だけ、パパといよう。な」

翔「翔ちゃんもいるよ」

潤「だめ、翔ちゃんはすぐ行っちゃうもん。
ママとパパ、どっちも(泣)」

翔「翔ちゃん、お休みだよ。見て、普通の服でしょ?」

潤「じゃあ、みんな、みんないて。ママは絶対だめ」

母「ママもね、一緒ね。みんないるから、1回お顔をふこう」

やっと、少し落ち着いた。

その日1日、家族全員で過ごした。

甘えん坊全開の潤ちゃんだった。その後も、一進一退だったけど
良くなって退院した。

退院して、学校に復帰する日。

偶然、俺も休みで父も仕事のない日だった。

朝から、母にくっついて離れない。

母「まだ、しんどいの?潤ちゃん」

潤「・・・ちょっとだけ。お休みしたい。
パパも翔ちゃんもママもお家にいるんでしょ。
・・・潤ちゃんも」

父「いいよ。お休みしようね。
翔ちゃんにもしもししてもらって、大丈夫だったら
ドライブでも行こうか」

父の言葉を聞いて、笑顔になった。もちろんその日は、ドライブに行った。

つらかったけど、よくがんばったね、潤ちゃん。

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作者名:ばるこひめ | 作成日時:2021年11月21日 6時

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