すくすく (ページ37)

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番外編　おなかいた　５ページ37

なんとか、入院して点滴って納得？あきらめて？くれた。

カーテン越しに「失礼します。こんにちは」って声がして、友達の先生が
入ってきた。

友「病棟で仕事してたら、潤ちゃんの名前があったから顔を見にきたよ」

「ありがとう。胃腸炎なのよ」

友「あ～しんどいよね。流行ってるもんね」

「今からね、点滴しようって・・・」

潤「翔ちゃんとママが・・・」

「いつもは平気なんだけど、今日はね。
だから、誰かにお願いして一緒にいるよって話してたとこ」

友「なるほど、じゃあ、俺がやろうか？潤ちゃんいい？」

潤「・・・うん」

何度か遊んでもらったりして、かわいがってくれているから
素直にうんって言った。

友「しんどいから、先にお部屋へ行こうかな。翔ちゃんそれでもいい？」

「もちろん、ありがとう。助かる」

潤「ママも一緒？」

友「ママもね一緒に行くよ」

車椅子でお部屋に到着。

少しすると、友達がエコーの機械を押しながら入ってきた。

友「潤ちゃん、何年生になったの？相変わらず、イケメンだね～」

潤「中２」

友「中２かあ。早いね。モテるでしょ？」

潤「そんなことない・・・」

友「そうなんだ。
心配だから、俺にももしもしさせてよ」

潤「うん・・・翔ちゃん・・・ママ」

友「ママもこのままいてもらおうね。
お熱測らせてくれる？」

潤「・・・ママしかだめ・・・」

友「了解。ママと一緒に測ろう」

体温はグングン上がって３９度８分。