すくすく (ページ19)

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さと先生　４　（かず先生のはずだったのに）ページ19

智「潤ちゃん、お願いします」

自分で包丁を持って切って、お皿にのせていく潤ちゃん。

お皿を「どうぞ、召し上がれ」って差し出した智先生。

母「『いただきます』だね」

手を合わせて、「ましゅ」って言った。

智「いただきますできたね。
じゃあ、くっつけようか」

智先生の言葉を聞いて、元に戻す。

促されてだけど、ちゃんと同じものをくっつけることができた。

智「上手でした。またやろうね」

うんってうなずいた。

智「じゃあ最後だけど、お名前呼びます。
お返事してください。『潤ちゃ～ん』」

返事はしないけど、おうちでやっているみたいに『は～い』って
手を挙げることができた。

智「はい、上手でした。またね」

「ありがとうございました。これ、市販のものですか？」

智「そうです(笑)もっと大きなセットも売っているそうですよ」

母「ありがとうございました。少しお店を見て帰ります。
同じようなものをお家でやらない方がいいですか？」

智「全く問題ありません。どんなおもちゃでもたくさん遊んで下さい。
できれば一緒にって潤ちゃんはラブラブだから一緒ですよね」

母「そうです、潤ちゃんのお料理をたくさんごちそうになります」

智「潤ちゃん、さようなら。バイバイ」

バイバイって手を振った。

療育センターを出てから、おもちゃ屋さんに寄っておままごとセットを
買った。