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やってきてしまった夏祭り。
当日は浴衣で！と4人で約束。
私は、自分のは持ってへんから、
従姉妹の椿模様の浴衣を借りた。
鏡の前に立って自分の姿を見る。
新鮮すぎて不思議な感覚や。
お母さんが何故か張り切っていて、髪をお団子に結ってくれた。
学校では下ろしているから首がスースーする。
まだ待ち合わせまで時間があるのに、既にソワソワしてしかたない。
緊張しすぎて破裂しそう。
ただでさえ久しぶりで、会うこと自体ドキドキやのに。
そろそろ家出えへんと。
どうか、何事もありませんように！と、空に向かって手を合わせた。
｢Aちゃん！｣
｢あ！美沙希せんぱ、…｣
手を振って、待ち合わせ場所に訪れた美沙希先輩。
これは…さすがに目を奪われる。
｢…めっちゃくっちゃ、綺麗です先輩｣
｢え〜ほんまに〜？照れる｣
えへへっと笑った先輩は、青ベースの綺麗な花柄の浴衣。
綺麗すぎて、これは丈一郎先輩大変やな。
｢Aちゃんめっちゃ可愛い！
髪結ってもらったん？｣
｢はい！お母さんがやってくれました｣
｢上げてんのも似合うなぁ｣
そうふんわりと笑ったあと、
｢そんな可愛かったら、絶対大丈夫｣
と小声で言いグッドサインをする先輩。
何の大丈夫なんですか！
｢べ、別に何もしませんて！｣
｢えー？そうなん？｣
バス停から2人並んで会場へ歩く。
ああ…ホンマに緊張してきた。
｢はあ…、｣
｢Aちゃんまだ始まってないねんで？｣
｢分かってますけど…｣
ドキドキしすぎてもう疲れてきた…。
｢あ、もう2人着いてるって｣
先輩達とは入り口近くで待ち合わせ。
その少し手前で、美沙希先輩が立ち止まって言う。
｢よし、がんばろ！｣
｢…はい｣
私のぎこちない笑顔に美沙希先輩が笑った。
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まるこ。(プロフ) - ナポリタンさん» ご愛読、コメントありがとうございます！うわ〜すごく嬉しいです〜🥲ぼちぼち更新して参りますので、これからもお付き合いいただければ✨️ (2022年11月28日 0時) (
レス) id: f520444a12 (このIDを非表示/違反報告)
ナポリタン(プロフ) - 続き待ってます！曲聴きながら読んでたらいつの間にか泣いてました😭 (2022年11月26日 15時) (レス) @page7 id: 9018b286e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるこ。 | 作成日時：2022年11月12日 11時
