第7話*いざブラック本丸へ ページ7
兼さんと堀川くんが驚くのも無理はない。
布で覆われた銀髪は陽の光に照らされてきらきらと輝いてるし、顔はとても整っている。流石国広くんの本歌。
…ところで本歌と写しってどういう関係性なんだろう？親戚？いや国広くんは堀川派だけど長義くんは長船派だもんな。
「主が俺に入ってほしいと言ったんだ。
まぁ山姥切本歌の俺を欲しがるのは当然のことだよ。」
「…なぁ国広、コイツってこんな偉そうだったか？本歌って皆こうなのか？」
「どうだろう…兄弟からは本歌さんの話を聞いたことがなかったからなぁ…」
ちょっと気位が高いけど、ブラック本丸へと向かう私達に出来る限りのことをしてくれた良い刀なんだよなぁ。
「長義さんも綺麗ですね」
「ふふ、君も分かってるじゃないか」
「けどうちの兼さんと堀川くんは格好良くてつよーい、ですから！！」
「主さん…！」
「ははは！嬉しい事言うじゃねぇか主！！」
そう言って私の肩を抱く兼さんの顔は眩しいぐらいに笑顔だった。それを見ている堀川くんも嬉しそうに微笑んでいて、長義さんはやれやれと言いたげだけど口角は上がったままで。
うん、私達四人はきっとやっていける。
「土方様、ゲートの準備が完了いたしました。」
……たとえそれが、ブラック本丸だとしても。
「よし…皆準備はできた？」
「おうよ！布団と枕はちゃんと持ったぜ！」
「掃除道具や生活必需品諸々の準備はバッチリです！」
「向こうの本丸には極の刀剣男士はいない。少数だけど負けるつもりは毛頭ないよ。」
「了解！それじゃあ行こっか！」
ゲートの前に立ち、門に触れる。
自分の霊力を手に集中させれば、ゲートがバチバチを音を立てながら歪んでいった。
歪んでいたゲートは、どこもかしこも壊れていて、ヘドロと血の中に禍々しさも混ぜ込んだような臭いを孕んだ本丸へと繋がれて行った。
「よぉし！いっちょやってやろうじゃねぇか！」
「兼さん待って！布団敷く前にお掃除させて！」
「ところで君」
「長義さん？どうしました？」
走る兼さんを堀川くんが追いかける。そしてその後ろを私と長義さんが向かう…そのはずだった。
「…そのトラクターや大量の肥料は、何なのかな？」
「え？言ったじゃないですか
.
.
.
『ブラック本丸を開拓するから農業させてくれ』って！！」
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ゆきな(プロフ) - よし！妹殺そう！←…あっ！安心してください！痛いのいのじも声に出させずに地獄へ送りますからﾆｺｯ…ﾝﾌﾌ楽しみやなぁ！…これからも無理せずに頑張ってください-w (2019年7月5日 23時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
滅月(プロフ) - ちょぎ…かっこいい…好き… (2019年6月26日 6時) (レス) id: 0b47fc3e16 (このIDを非表示/違反報告)
旅人(プロフ) - コメ失礼します、私の初期刀も文系雅さんだから最初からウルっときちゃいました…読みやすくてストーリーも面白くてとっても好きです！ 続きを楽しみに待っています！無理のないよう、更新頑張ってください(*´ω`*) (2019年6月23日 21時) (レス) id: 3bb4a78592 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっけ - とてもおもしろいです！これからも更新頑張ってください！ (2019年6月23日 14時) (レス) id: ea2e6a2a17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：避雷針 x他1人 | 作成日時：2019年6月21日 21時
