【番外篇】沖田総悟誕生祭 ページ4
本編とは全く関係ありません。総悟と主人公ちゃんはすでに付き合っている設定です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
本日、7月8日。真選組一番隊隊長・沖田総悟の誕生日である。
夜、屯所の庭では総悟の誕生日パーティーが開かれた。主役はもちろん総悟なのだが、誰も彼もお構い無しにどんちゃん騒ぎをしている。
「ちょっと前まであんなに小さかったのに……こんなに、こんなに立派になって……」
「近藤さん。総悟の成長を喜ぶのはいいが……全裸にならなくてもいいんじゃねぇか」
「いやあ、こういう時は脱がないとやってられないっていうか」
「いや意味わかんねぇから!? 理由になってないんだけどォ!?」
酒で酔った末、布ひとつまとわぬ姿で感涙する近藤に、隣で土方スペシャルをかき込んでいた土方がツッコミを入れる。
「ヒック、酒が足んねぇぞ〜、もっとくれや〜」
「飲みすぎですよ銀さん……」
タダ酒が飲めると聞いた銀時ら万事屋メンバーも来ていた。銀時はすでにかなり酔っていて、新八が苦笑いを浮かべる。神楽はというと、山盛りの料理をガツガツたいらげている。
「みんなよく飲むなぁ……うっ、お酒臭っ。男ばかりの空間っていつもこんな感じなのかな。
あれ? 総悟、どこ行くんだろ」
皆が盛り上がっているなかで静かにジュースを飲んでいたAがふとそちらを見ると、総悟が席を立って屯所の中へと入っていくのが見えた。
Aは席を立ち、総悟のあとを追った。
*
少々探し回って、宴会場から離れたところの縁側に座っている総悟を見つけた。
「総悟。どうしたの? せっかく主役なのに」
「ちょっと一息つきたくなってな」
Aが隣に腰を下ろしてたずねると、総悟は静かにそう言った。
「ひょっとして……楽しくない?」
「そういうわけじゃねェが、毎年こんな感じなんでね。……だが、今年はちょっと違ェな」
総悟の言ったことの意味がわからず、Aは首をかしげる。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
179人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yunami☆彡(プロフ) - 夕焼けさん» コメントありがとうございます。定期的な更新は難しいですが、なんとか完結させたいとは思っていますのでなるべく頑張ります! (2021年6月7日 15時) (レス) id: dcfedc9460 (このIDを非表示/違反報告)
yunami☆彡(プロフ) - 那奈さん» 1年以上間が空いてしまって申し訳ないです。読んでいただきありがとうございます!なかなか滞っておりますが完結できるように頑張りますので、続きを更新した時は是非また読んでいただけると嬉しいです。 (2021年6月7日 15時) (レス) id: dcfedc9460 (このIDを非表示/違反報告)
夕焼け - めっちゃ面白いです!!最高すぎます、更新頑張ってください!! (2021年5月29日 18時) (レス) id: eaa7c87414 (このIDを非表示/違反報告)
那奈(プロフ) - スゴく面白いです!!大変だと思いますが更新頑張ってください!!楽しみにしてます! (2020年5月5日 23時) (レス) id: 4a3fdbf345 (このIDを非表示/違反報告)
yunami☆彡(プロフ) - ゆずみかんさん» ありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです(^^)少しずつ話を書き溜めてはいるので、時間を見つけて更新します! (2019年7月26日 20時) (レス) id: dcfedc9460 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:yunami☆彡 | 作成日時:2019年6月29日 11時