第34話 ページ36
万事屋の応接間。新八くんが治療と謝罪のために、トッシーこと土方さんを連れてきた。
「すみませんでした。まさかあんな所に土方さんがいるなんて……」
新八くんはソファの向かいに座る土方さんに頭を下げた。
「いや、いいんだよ。この限定モノのフィギュア『香西そのか スーパープレミアムシリーズ 1/8スケール』が無事だっただけでも良しとするさ」
土方さんはその美少女フィギュアを大切そうになでまわしている。全くもって“鬼の副長“感がない。正直、キモい。
「あの……おたく、本当に土方さんですよね」
銀さんは目が点になりながらも確かめるように聞く。
「何を言ってるんだよ、坂田氏」
「坂田氏!?」
銀さんが驚くのもわかる。だっておかしいもん。土方さんはこんなんじゃないもん。V字マヨラーだもん。あ、それは今も一緒か。
土方さんは懐から真選組の警察手帳を取り出した。なるほど、確かに本人だ。
「この通り、正真正銘の土方十四郎でござる」
「ござる!?」
うー、土方さんがここまでヘタレると、もうなんだかわけがわからなくなってくるね。
「おおっ、神楽氏! その中華服は“中華少女パパイヤ“のコスプレでござるな。かなり再現度高いねぇ……ちょっと写真撮らせてもらってもいいかな?」
とか言って、土方さんは神楽ちゃんをモデルに撮影会を始めた。
「ちょっと何この状況。あいつ何で照れてんの」
「私に聞かれても……こればっかりは知らないよ。
__あ、撮影会終わったっぽいよ」
撮影会を終えた土方さんは興奮しながらさっき撮った写真を見ている。正直、キモい。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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yunami☆彡(プロフ) - 美穂さん» ご覧頂きありがとうございます!楽しんで頂けてとても嬉しいです♪今年受験生になるので更新の頻度が落ちるかもしれませんが、今後ともこの作品をよろしくお願いします! (2019年2月2日 16時) (レス) id: dcfedc9460 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - こんにちは☆凄く面白いです(*^^*)これからの更新楽しみにしてます♪ (2019年2月1日 12時) (レス) id: 8db3d29e8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yunami☆彡 | 作成日時:2018年8月21日 8時