第24話 ページ26
数日後の夜、早速、お妙さんが働いている『スナックすまいる』にバイトしに来ました。家賃請求の件でゴネたらお登勢さんにアッパーくらわされたらしく。まさしく映画通り。
「他のスタッフが全員風邪でダウンしちゃってね、うん、スタッフひとりで店を回すのはね、ちょっと判断ができかねたというね、うん。それで、銀さんなら顔も広いから、女の子の1人や2人、あるいは10人、あるいは50人や100人、すぐ呼んで来れるでしょ?」
このロン毛ペ◯ングフェイスの店長がいるってことはだね、やっぱり実写映画のほうだね、確信したよね、うん。
……あっ、あまりに癖が強すぎてつい喋り方が
「そんなのいるわけねぇだろ。逆に紹介してほしいわ。……まあでも仕方ねぇ。あと何人必要なんだ」
「最低3人」
「じゃあ、これであと1人アルな」
と、神楽ちゃんが例の化け物厚化粧グラ子スタイルでアピールする。
「え、なんであと1人……」
ふと疑問に思って聞きかけたところ、突然クナイが飛んできた。ということで、くノ一さっちゃんこと猿飛あやめさん登場です。
「ちょうどいい。おいコラ、立てストーカー。今からお前はこの店のスタッフだ」
「やだやだ! さわらないで!」
「さわってねえよ」
さっちゃんはメガネを整えつつ上体を起こした。
「沖田オチだかなんだか知らないけど、これまで20話以上も続いているのにちっとも出番なし。やっと登場できたかと思えば、オトナのお店のスタッフになれ? くノ一の私にそんな、そんなのって……興奮するじゃないのォォォ!」
キラキラしたバラをバックに、さっちゃんが一瞬の間にラバー素材のタイトな黒ワンピース姿になって現れた。
「どこまで私のツボを心得ているのよ、銀さん」
「もはや違う方向に行ってる気がするけど、これはこれで良し」
「じゃあ、これで3人揃ったアルな」
「あと1人か……」
「オイ、泣くぞ? そろそろ泣くぞ?」
銀さんにガン無視され、神楽ちゃんが唇をとがらせて不満気オーラをかもし出した。
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◯◯◯嬢と表記するとフラグに引っかかってしまうのでノベライズ小説に沿っています。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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yunami☆彡(プロフ) - 美穂さん» ご覧頂きありがとうございます!楽しんで頂けてとても嬉しいです♪今年受験生になるので更新の頻度が落ちるかもしれませんが、今後ともこの作品をよろしくお願いします! (2019年2月2日 16時) (レス) id: dcfedc9460 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - こんにちは☆凄く面白いです(*^^*)これからの更新楽しみにしてます♪ (2019年2月1日 12時) (レス) id: 8db3d29e8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yunami☆彡 | 作成日時:2018年8月21日 8時