第10話 ページ12
真選組屯所前。
「うっわ本物……」
「ここの連中とは何かと関わる事が多いネ」
「何してんだ、早く入りなせェ」
沖田さんの後について廊下をどんどん進んでいく。そして沖田さんはとある部屋の前で立ち止まった。
「近藤さん、入りやすぜ」
「おう、総悟か! 入ってくれ」
え、近藤さんの部屋?
沖田さんが障子を開けると、そこにはあの真選組局長、ゴリ……じゃなくて近藤勲がいた。
「おっ、万事屋のチャイナ娘と……その子は?」
「初めまして。和泉Aです」
「今朝、空から万事屋に降って来たらしいでさァ」
「空から!? ええ、それ大丈夫なの!? あと、なんで!?」
「はい、あの、別世界からトリップしてきた感じです」
「ト、トリップか……よく分からんが、分かった!」
いや全然分かってないよね? ゴリ……じゃなくて近藤さん。
「で、チャイナがこいつに剣を教えてやれとしつこく迫ってきやがりましてね」
「しつこくなんかしてないダロ!」
「Aちゃんに剣術を?」
「実は、先程こういうことがありまして__」
わけを話すと、近藤さんは目を丸くした。
「えええ!? この最強コンビ、いっぺんに止めたの!?」
すると、後ろの障子がすっと開いた。
「近藤さん、声が外に響いてる」
入ってきたのは真選組鬼の副長、土方十四郎。
「うわっ、土方さんだ」
「ん、何だお前。なぜ俺の名前を知っている」
「えっと、あー、また説明しなきゃいけないのか。……めんどくさっ」
「いや聞こえてるから!? 面倒くさがってないで説明しろォ!」
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yunami☆彡(プロフ) - 美穂さん» ご覧頂きありがとうございます!楽しんで頂けてとても嬉しいです♪今年受験生になるので更新の頻度が落ちるかもしれませんが、今後ともこの作品をよろしくお願いします! (2019年2月2日 16時) (レス) id: dcfedc9460 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - こんにちは☆凄く面白いです(*^^*)これからの更新楽しみにしてます♪ (2019年2月1日 12時) (レス) id: 8db3d29e8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yunami☆彡 | 作成日時:2018年8月21日 8時