泣いた先の向こう [鬼滅の刃] ″肆″

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そして何より左目が見えない

左目に鋭い痛みが走っている

しかしそれどころではない

無残の前にカナヲが居る

『(駄目だ、間に合わない…)』

カナヲに刃が振り下ろされる瞬間

ヒノカミ神 輝輝恩光

『(炭治郎…)』

そして動けなくなった柱達に変わり

炭治郎は1人で無惨と交戦し始めた

しかし相手は無惨

柱が総掛かりで掛かっても倒せない相手

1人で倒すのは不可能だ

現に回復が満足に出来ておらず、押される一方だった

『(負けたくない、死なせたくない、もう誰も…失いたくない！)炭治郎…！』

伊黒「無事か、A…」

名前を呼ばれ振り返ると伊黒が刀を持ち立ち上がろうとしていた

しかし伊黒は顔に傷を受けており、両目が見えずにいた

『小芭内、目が…！』

伊黒「それは、お前もだ…左が見えないだろう。済まない、庇うタイミングが遅かった」

柱が飛ばされた時、伊黒は咄嗟にAを庇った

しかし庇った時にAは既に左目を斬られており、視覚は失っていた

伊黒「炭治郎が危ない、行くぞ。立てるな？」

『愚問だ…何がなんでも倒す！』



炭治郎side

満足に回復も出来ない

無惨の攻撃の合間をぬう暇すらない

とうとう足を滑らせ無惨の攻撃を喰らう

けど俺の体に痛みは来なかった

無惨「………死に損ないめ」

炭治郎「(誰かが助けてくれた…!!この匂い…視覚が戻る…この柄)伊黒さ…」

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