泣いた先の向こう [鬼滅の刃] ″肆″

″参″＿＿ ページ17

胡蝶に柱達を紹介されたAはある一点を見つめていた

見つめていたのは、伊黒

『……あの人、小芭内？おめ目が似てる』

胡蝶「えぇ、伊黒小芭内さんですよ」

伊黒だと確認した途端

Aはとたとた、と伊黒に向かい正面から抱きついた

『小芭内がいい〜、小芭内好きだから！』

伊黒「グハッ…！」

伊黒は余りの可愛さに吐血し

他の柱は各々反応は違うものの、いとも簡単に心臓を射抜かれた

煉獄「よもや…！」

宇髄「これが、泣咲…！？」

甘露寺「天使だわ！可愛い！」

悲鳴嶼「まるで天女だ…」

時透「養子にしてもいいかな？」

冨岡「(炭治郎や禰豆子に負けない可愛さ、是非妹弟子に)欲しい」

胡蝶「冨岡さん、言葉が足りていませんよ。そんなだからAさんに嫌われるんですよ」

不死川「っ……た、ただのガキだろォが」

『？』

胡蝶「で、では、伊黒さんが預かるという事でいいですね？」

伊黒「俺はいいが…お館様」

伊黒はお館様の顔を見て返事を待つ

幼くなったとはいえAも柱

貴重な戦力である事に変わりはなく、戻るまで安全に守らなければいけない

その為にも誰が預かるのかお館様にも確認してもらわなければいけないのだ

お館様「私も、小芭内がいいと思うよ。お願いできるかな？」

伊黒「御意」

『小芭内〜、好き好き〜！』

伊黒「ゲホッ！」

Aの頬擦りに伊黒は二度目の吐血をした

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