泣いた先の向こう [鬼滅の刃] ″肆″

番外編 幼き子 ページ15

＊ご都合血鬼術出ます



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「何故、こうなった…」

季節は真冬

しんしんと雪が降り積もる中

産屋敷邸に柱が集まっていた

そしてそこに幼子が一人

柱達に囲まれる様にして座っている

年は四歳程

黒髪を肩まで伸ばし、右側に雫の髪飾りを付けている

そう、何処からどう見ても…

胡蝶「小さくなったAさんですね」

お館様「小芭内」

伊黒「はい」

お館様「…Aとの隠し子かな？」

伊黒「違います！神に誓って違います!!」

不死川「じゃあ何だってんだァ。どっからどう見てもちっこくなった泣咲だろうがァ」

伊黒「こんな事になる理由等一つしかないだろう」

胡蝶「血鬼術、ですね」

伊黒「憎たらしい鬼共め…見つけ次第日の元に晒してやる！」

胡蝶「鬼を退治するのは勿論として、これからAさんはどうするんですか？どうやら記憶も幼い時の記憶しか無いようですし」

伊黒「……」

煉獄「うむ！大問題だな！よもやよもや！」

宇髄「こんな派手にちっこくなった泣咲なんて見た事ねぇからな、接し方が地味にわからねぇな」

甘露寺「でもでもとっても可愛いわぁ！いつものAちゃんも可愛いけど、別の可愛いさだわ！」

悲鳴嶼「愛らしい、南無三…」

時透「小さいAって貴重だから、そのままでいいんじゃないですか」

冨岡「こんな小さな子供(可愛いが俺には荷が重い、他の誰かがいいだろう)、俺は預からない」

胡蝶「冨岡さん、言葉が足りていませんよ。しかし困りましたね、私の所で預かってもいいのですが、薬品等が置いてあるので少し危険もあります」

不死川「本人に直接聞けばいいだろォ」

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