泣いた先の向こう [鬼滅の刃]

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ときと屋に着くとA達は直ぐに気に入られた

ときと屋、女将「こんな美しい子安く引き取れるなんて！運が付いてるわ！」

喜ぶ女将の前にAは堅苦しい気分だった

この任務をする限りは女性らしく振舞わなければいけない

つまりいつも通りの言動ではなく、慎ましく、おしとやかにしなければいけないのだ

『宜しくお願いします、女将さん』

須磨「よ、宜しくお願いします…！」

ときと屋、女将「容姿どころか性格迄いいじゃないかい！今日にでもお客が付くかもしれないけど、大丈夫かい？」

『はい、私は大丈夫です。お気遣いありがとうございます。須磨、大丈夫ね？』

須磨「はい！大丈夫です！宜しくお願いします！」

A達は女将さんに店の中を一通り案内して貰うと、服を着替えた

『こんな豪華な着物、いいんですか？女将さん』

ときと屋、女将「いいのよ！貴方凄く綺麗だし性格もいいし、完璧じゃない！慎ましさやしとやかさなんて鯉夏花魁と同じくらいよ！須磨ちゃんも！」

須磨「ありがとうございます…！」

『こんな優遇されてしまって、他の男に遊女の先輩方の気に障るのでは…』

ときと屋、女将「大丈夫よ！さっきあんた達を見た子は皆気に入ってたわ！良かったわね！」

『ほんとですか、良かったです。今日にでもお客が付きますか？』

ときと屋、女将「えぇ！ささ、支度するわよ！」

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