【テニプリ】 長身長髪最強男子 【男主】3

英国 本当のテニスを ページ42

「…何故名前を知っている」

弧月「…いいから早く出せ」

「ウチの頭は此処みたいな小さいコートには来ないさ」

弧月「なら呼べ」

？「…その必要は無い」

「「？！」」

弧月「……やっぱりお前が頭かキース」

キース「…懐かしいなA」

？「知り合い？」

弧月「……テニスで人を傷つけて楽しいか？

昔のキースはそうじゃなかったはずだ」

それに答えたのはキースの隣に居た男

？「弱い奴を蹂躙するのは楽しいにきまってるじゃん！」

弧月「……俺はキースに聞いてるんだ」

？「あ？誰に口聞いてんだよ」

その男が一歩踏み出そうとした所でキースが髪を掴む

キース「黙っていろピーター…お前じゃAに勝てない」

ピーター「っはぁ？！」

弧月「……」

キース「…楽しいさのうのうとテニスをやってる奴らを叩き潰すのはね…！」

弧月「…シウはどうした」

俺の知っているキースはシウとダブルスを組んでいた

キース「…シウは俺たちから追放した

…懐かしいねA昔はよく一緒にテニスをしてた」

そう、その昔短期でイギリスに来る度によく3人でテニスをしていた

…というよりも俺が年上の2人にテニスを教わっていた

2人はずば抜けてテニスが上手く昔は憧れたもんだ…が


約一年前2人が出場した大会でシウが相手のラフプレーで怪我をし

怒ったキースも相手を吹き飛ばした事でテニス界を追放されたという話を聞いた

その頃はあまりイギリスへ来ていないので知らなかったがシウにクラックを作ったと偶然電話で聞かされた

多分その時にはもう迷いがあったんだろう


弧月「…向こうのコートはお前らがやったのか」

キース「あぁ」

弧月「…そうか…」

ラケットとボールを持ち直しコートに入る

弧月「…コートに入れキース

お前に本当のテニスを教えてやる」

キース「…本当のテニス？

フッ面白いじゃあ教えてもらおうか」


弧月「ぐっ…！」

キース「…Aは昔からいつも甘い

こんな時でも正々堂々をこだわるんだね」

弧月「…うるさい」

手首、肘、目、鳩尾、足首、膝…的確に狙ってくる上にキースの球は重い

どうやら点を取る事ではなく俺を痛めつける事にこだわっているようだ

弧月「…っ？！」

頭に当たったせいで一瞬目が眩む

そして後ろから肩への衝撃

ピーター「俺が此奴に勝てないって？

あははっそんなわけ無いでしょ！！」

それを皮切りに四方からボールが飛んでくる

キース「…」

？「やめろっ！！」

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