【テニプリ】 長身長髪最強男子 【男主】3

英国 一人 ページ41

夜はAの部屋に布団を敷いて寝ることになった

海斗「…なんか合宿みたいだね」

千郷「あの合宿中々濃くて楽しかったよね」

龍輝「色々トラブルもあったけどな」

千郷「新と遥の兄弟喧嘩だったり海斗とAの対立だったり？」

海斗「だからそれは…はぁもういいや」

弧月「…」

龍輝「また何処かであのメンバー集まれたらいいよな」

喋っているうちに段々とまぶたが重たくなってくる

海斗「明日何時に起きる？」

千郷「各々でいいんじゃない？っていっても朝練に慣れたせいで6:00位には起きそうだけど」

弧月「……じゃあおやすみ」




…早めに寝てくれて助かった

ラケットバッグを持ち外へ出る

弧月「…いつものテニスコートまで」

予め今日の夕方運転手に連絡をつけいつものコートへ送ってもらう

弧月「迎えはいらない。…ありがとう」

「…本当に大丈夫ですか？

最近夜になるとテニスプレーヤーが襲われる事件が多発していますが…」

弧月「…あぁ」

去年からウィンブルドン周辺で選手が襲われる事件があったと偶然知った

弧月(…まさか、な…)

今日俺たちが打ち合ったコートに行く

流石にこの時間にプレーしている人は少ないが数人は居た パリンッ

「Why？！」

二つある内のライトが割れた

割った人物に目を向けると5.6人がラケットを持って立っていた

そして全員が打つ仕草を見せる

弧月(テニスボール…じゃない…！やっぱりか…！)

弧月「全員伏せろ！」

咄嗟のことだったのとライトが割れたことでパニックになっている数人を襲った

短い悲鳴を上げて全員が倒れる

弧月「…彼処のコートで襲ったのもお前らか」

「…答える義理は無い」

リーダー格の男が指示を出し1人が此方にサーブを打ち込んでくる

顔に向かってくるそれを避けると後ろにあったネットが大きく凹む

弧月「…リアルテニスか…」

ボールは普通のテニスボールと違いかなり硬い

当たれば怪我必至なのは明確だ

弧月「…何故こんな事をする」

「お前に言う筋合いは無いしわかってもらう気もない」

弧月「…此方もわかる気ない。だが容認する気もない」

「ならばお前にボールを打ち込むまでだ」

こっちもラケットとボールを取り出して構える

6個のボールが此方目掛けて飛んでくる

弧月「…フッ…！」

一番上のボールにボールをぶつけて下へ落とすと全部のボールが地面に転がる

「…やるじゃないか」




弧月「…もういいそっちの頭を出せ

＿＿＿＿＿＿＿＿＿クラック」

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