九十三話 爆発 ページ2
信乃の意識も戻って海斗達の試合を見に行く
ゲームカウントは2-3だが海斗と千郷はあまり息が乱れていないのに対して
対戦相手である桃城と海堂は既に息が乱れていた
桃城「クソっ…!」
海堂「(フシュー」
海斗「……」
千郷「ふぅ…そろそろ知力対決と行こうか桃城くん?」
少し挑発するように千郷が言う
もうこの試合の目的が分かっているようだ
手塚曰く海堂は体力,桃城は曲者と呼ばれる戦術力を1つの武器とするらしい
そしてそれは海斗と千郷も同じだった
だからわざとお互いが2年に3年をぶつけた
自分よりも上の能力を持った選手と戦い更に強くなるために…
そして俺達3年は後輩に想いを受け継ぐために…
千郷「残念!」
桃城「グッ?!」
海堂「…おい桃城退け」
桃城「んだとマムシテメェ…!」
海堂「あ?」
大石「モモ!海堂!」
青学二人の様子を見て双子は笑っていた
新「ダブルスペアで喧嘩ってw」
遥「しかもバテバテなのに凄いw」
桃城,海堂「バテてねぇ!」
千郷「二人もついさっきまで喧嘩してたけど?」
双子「俺達のは只の兄弟喧嘩だからいいんです〜!」
その会話に俺達も青学メンバーも思わずクスリと笑う
ゲームカウントが3-3になった時
海斗が俺の前に立ってボソッと呟いた
海斗「…何でこんな事をするの」
弧月「…海斗も分かってるだろ?」
ギュッと拳を握りしめてからもういいと呟きコートへ向かった
千郷「…ねえA海斗大丈夫かな」
弧月「…さあな」
前半戦失った体力の差はそのままスコアの差として現れる
5-3…あと1ゲーム取れば海斗と千郷のペアの勝ちだ
弧月「…海斗」
声を掛けるとピタッと立ち止まってまた小さく呟いた
海斗「…分かってるよ」
下を向いていて表情は分からないが考えている事は分かる
弧月「…そうじゃない」
海斗「じゃあ何だって言うの?!」
突然の大声に全員の視線が俺達二人に集まる
海斗「分かってるよ最初から!
Aが何を考えてるかなんて手に取るように分かる!」
弧月「…だから…そうじゃ無いと…」
海斗「俺だってずっと考えてきたよ!だからこの合宿だって…!」
弧月「だから違ぇって言ってんだろ!」
ガッと海斗の胸倉を掴み怒鳴る
海斗「?!」
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九瑠璃@舞流(プロフ) - レオさん» ずっと返そうと思ってて忘れてました.........( º言º; )これからもよろしくお願いします!新テニの方も出来たので良ければ見てやって下さいm(_ _)m (2019年2月4日 22時) (レス) id: 4b38b1eb2a (このIDを非表示/違反報告)
レオ - 新年の挨拶遅くなっちゃったw今年もよろしくお願いします!のんびり更新待ってますwww (2019年1月15日 15時) (レス) id: 4b07b65983 (このIDを非表示/違反報告)
九瑠璃@舞流(プロフ) - Ry osdさん» 返信遅くなりました( ;∀;)楽しんでいただけて光栄です(*´ω`*)一気読み大変でしたよね( ;∀;)ありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))これからもちょくちょく覗いて貰えたら嬉しいです(*´ω`*) (2018年11月24日 13時) (レス) id: 4b38b1eb2a (このIDを非表示/違反報告)
Ry osd(プロフ) - いっきに読んじゃいました♪すごい引き込まれる内容でとても良かったです! (2018年11月2日 8時) (レス) id: 9423a16f78 (このIDを非表示/違反報告)
九瑠璃@舞流(プロフ) - ナゾナゾ利犬さん» 遅くなりました(´・ω・`)コメントありがとうございます(*´ー`*)感動だなんてそんな…嬉しいです((o(^∇^)o))亀(以下)更新ですがまだまだ続くはずなのでこれからも読んでもらえると嬉しいです(*´ω`*) (2018年10月31日 23時) (レス) id: 4b38b1eb2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九瑠璃@舞流 | 作成日時:2018年5月11日 12時