家庭教師に一目惚れされました《黒》

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放課後を知らせるチャイムが鳴り


私は長い廊下を歩いて職員室へ






成績はもちろんひどかった


たぶん今まで1番






職員室行くの憂鬱すぎる…


成績のことを考えていると


あっという間に着いてしまった








『失礼しまーす』



阿部「お、白川。」







中に入るとすぐ


阿部ちゃん先生に手招きされる







阿部「今回の成績のことだけど…」






あー、もう聞きたくない！





阿部「前回よりもすごく下がってる。

ちゃんと勉強してるの？」



『あんまり、してないかも』



阿部「ちゃんとしなさい(笑) それと敬語！

いつになったら使えるようになるんだよ(笑)」





別によくない？(笑)


だって阿部ちゃん先生だし(笑)





『ごめんごめん(笑)』





阿部「ちゃんと勉強しないと

志望校合格できるか分かんないよ？」




『じゃあ、阿部ちゃん先生教えてよ〜』




阿部「そんな毎日教えられないよ(笑)

それと、ちゃんいらないから！！」




『阿部ちゃん先生が1番しっくりくるの！』




阿部「ったく(笑)

とにかく塾に通うか家庭教師を雇うか

どっち検討してみたら？」









塾に通うのはめんどくさいし


家庭教師もなあ…

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