【w_r*w_r*d】裏切り者に粛清を【王様ゲーム】

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ひとらんらんは幹部として、アガピと同じく中距離(第二中衛)の所属となった


その後も良い人材をスカウトするために、募集をかけた


アガピとトントンが入軍希望者リストを見ていると、顔写真の項目が、いかにも盗撮、入軍希望理由も、入ってみたいから、という、いかにも勝手に応募されました感が否めない人物がいた


逆に少し気になったアガピは、その人物について調べに行った


『大先生

この人について調べて欲しい』


大先生は理由は聞いてこなかった

大先生も同じ疑問を抱いたのだろう






そして、数時間後


ut｢アガピ!!!さっきの調べたで

名前はロボロ

さっきの資料に書いてあったホビットいうんは偽名やな、多分蔑称や

幼い頃から両親による虐待

それによる怪我を見た同級生に、学校で気味悪がられ、化け物と罵って虐められていた

1番の傷は、顔の火傷跡で、それを隠すように雑面をしている

両親は交通事故で亡くなったが、またそれが原因で虐めの対象に

…だいぶ辛い人生送っとったみたいや

身長も体重も少ないけど、俺らと同い歳やで

多分、満足に食べさせてもらえなかったんやろ｣


『…ありがとう、大先生』

大先生にお礼を言って、資料をトントンに見せに行った








ｺﾝｺﾝｺﾝ


『トントン!!!アガピや!!!入ってええか??』


tn｢ええよ｣


ｶﾞﾁｬｯ


tn｢どないしたん??なんかあったん??｣


『これ、見て!!!』


大先生が調べた資料をトントンに見せるアガピ







資料に目を通したトントンは、なんとも言えない表情になった


『…多分、今回希望したんは、虐めてた奴らで間違いないやろ

なら、いっそのこと採用して見返してやればええんとちゃう??』


tn｢…けど、採用したとしてどうするん??

このロボロっちゅう奴が何をできるかなんて分からへんぞ｣


『それを見つけてあげるんが私らの仕事やろー!!!

とりあえずグルッペンに伝えて(gr｢聞いていたゾ、アガピ｣うぉ!!!グルッペン!!!』


いつの間に入ってきたのか、グルッペンが扉にもたれかかつていた


gr｢そのロボロとやら、勧誘してみようやないか｣


そうと決まれば、アガピはさっそく行動に移した


大先生の調べた情報を頼りに、アガピはコネシマとシャオロンと共に、ロボロを探した


国民の憩いの場や、児童館、図書館や、国立大学、いそうな所は全て探したつもりだが、見つけられなかった





そろそろ帰るか、と三人でとぼとぼ歩いていると、ある路地裏でアガピの足が止まった


薄汚れた、天の文字が書かれた雑面が見えたから

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