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>10話 ページ10

【ASide】



書かれていたことは以下の通り。



・アズール・アーシェングロット、ジェイド・リーチ、フロイド・リーチの計三名の頼みを常に優先すること※ただし例外は認める


・互いに隠し事、秘密はしてもいいが、質問されたら正直に答えること


・A・シャーリィの正体は、緊急事態を除き、いついかなる場面でも誓約した対象以外に明かしてはならない。また、誓約した対象もその正体を言いふらしてはならない



以上3つ。



寮長さんたちが、どうしてボクにこんなのを持ち出したのか、全く意図が読めない。



いや、ボクが先輩の考えを汲み取ろうなんて、できるわけないけれど……でも、疑問には思う。



初対面で、しかも会って数時間程度の相手に、誓約書なんて書かせるの……?




アズール「お気持ちはわかります。なぜあなただけ、こんなものを書かされるのか、疑問に思っているのでしょう?」




誓約書から目を離すと、向かいにいる寮長さんと目が合いボクの思っていることをまんま当てられてしまった。



フードを被っていて、表情なんて読み取りづらいだろうに、どうしてわかるんだろう?




アズール「これは、あなたを守るための“制約”でもあるんです。あなたの素顔を覗き、わたしはその正体について、ある程度の予測がつきました」




指で顔を寄せるように指示されて、ボクはその通りに身を乗り出して寮長さんに顔を近づけた。



耳元で、ボクの“正体”について小さな声で囁かれた。




『……!!寮長、さん!?』


アズール「ああ、どうか怒らないでください。わたしのはあくまで予測。真実とは言えるものではないですが……その反応を見るに、当たりだったようです」




的確にボクの正体を言い当てられ、ものすごく後悔した。



彼はボクの事を“知ってい”て、“解ってしまった”。



だから、きっと、ボクにこれからたくさん嫌なことをするつもりなのかもしれない。



そうなるくらいなら、ディアソムニアを選んでおけば良かった。




ジェイド「……おや、もしかして泣いてます?」


フロイド「アズールが泣かせた〜」




ボクの正体を知って、仲良くしてくれた魚なんて、これまで1匹たりともいなかった。



みんな、怖がるか、攻撃してくるか。



……学校なんて、行きたくなかった……!



いつの間にか、ボクの膝には大きなシミがいくつもできていて、それが涙によるものだってわかるには数秒くらいかかった。

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作品ジャンル:アニメ
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真冬(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます!そう思って頂けると書き手としてとても嬉しいです! (7月1日 8時) (レス) id: 3b7a3734b9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めちゃめちゃ面白いと思います!一人一人の特徴を細かく捉えられているので、台本がきで無くても誰が話してるかわかると思います (7月1日 1時) (レス) id: f9f5b33e7e (このIDを非表示/違反報告)
真冬(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます!楽しみに待っててくださいね! (3月28日 15時) (レス) id: 765f5735a2 (このIDを非表示/違反報告)
リン - とても面白かったです!更新楽しみに待ってます。 (3月28日 2時) (レス) id: e3d225ddc4 (このIDを非表示/違反報告)
真冬(プロフ) - MeyAさん» コメントありがとうございます!楽しみにしてもらえて嬉しいです!更新頑張ります! (3月22日 9時) (レス) id: 765f5735a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:真冬 | 作成日時:2020年3月20日 2時

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