家も職も失ったけど、どうする？ 2 (ページ28)

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多くは語らないページ28

IN「ヌナ」

『次はイエニかぁ』

IN「僕は3日間ヌナに会えなくなるのが辛いです」

『ん』

IN「たった3日、されど3日」

『ふふ笑イエニそんな真剣な顔してどうしたの？』

真っ直ぐな目で私を見つめるイエニ

IN「僕にとってはこの3日が勝負なんです！！」

『そうなの？笑』

IN「ヌナに会いたい気持ちを押し殺して頑張らないと」

『うん』

IN「……ヌナが持ち運び出来たら」

『出来ないよ？』

IN「ヌナは、寂しくないですか？」

『……どうだと思う？笑』

IN「やー！！意地悪しないでちゃんと言ってください！」

『…ふふっ笑……寂しいよ？』

IN「はぁぁぁ……可愛いです」

ギュッと私を抱きしめるイエニ

『ジョンイナ帰ってきたら沢山話聞かせて？』

IN「ヌナ、急にそう呼ぶのはズルいですよ」

『ヤンジョンイン！！』

IN「はいっ！」

『……気をつけて行ってきてね』

頭を撫でると目を細めて嬉しそうに笑う

IN「いってきますっ！」

拳をぐっと握り頑張るぞ！のポーズをしたと思えば直ぐに玄関のドアを開け走って家を出た

HJ「リノヒョーン先どうぞ」

LK「いえいえ、お前が」

HJ「ヤー！俺は1番最後って決まってんの！」

LK「誰が決めた！！！」

『しょうもない喧嘩してるうちに時間が無くなってくるよ』

LK「ジャンケンしよう」

HJ「やだ、俺負けるし」

LK「うるさい、ジャンケンだよ」

グーの手を作りガンギマった目で有無を言わせずジャンケンしようとするリノ

『顔怖』

HJ「ひぃん了解…じゃあ行くよ」

HJ LK 「「アンネミョンチンダカウィバウィボ！」」

LK「うわぁぁぁぁぁぁあっ！！！」

馬鹿みたいにでかい声を出して拳を握りながら崩れ落ちるリノと

勝ち誇った顔でチョキを上に掲げるヒョンジン

HJ「よし、敗者ヒョン先どうぞ」

LK「クッソ…！！」

『負けは負けだもんね』

LK「……最後が良かったのに」

『なんでそんな最後にこだわるの』

LK「…最後だと、誰も見てないから」

『そんな理由かぁ』

LK「とりあえず、抱きしめさせて」

ぎゅっと抱きしめられるとしばらくの間何も話さないリノ

『リノさん？』

LK「……いま補給中」

『補給w』

LK「多くは語らない。好きだよ」

『ほんとに語らないね』

LK「………帰ってきたら、1番に俺が抱きしめる」

『それ争奪戦になんない？』