[BTS] 愛 し て る に 嘘 は な い [男主]

× V ページ12

『 ねね 、1個ちょーだい 』

「 あ 、もう食べちゃった 。ごめんね 」

チョコを食べてて 、ちょうど最後の1個を口の中に放り込んだ直後にAヒョンがおねだりしてきた 。


『 良いよ 、貰うから 』

「 へ ？... っん 、！ んぅ 、ふ 、 」

両手で頬を包まれて唇を重ねられる 。それだけでヒョンが欲しくなったおれが少しの隙間を作れば 、するりとヒョンの生暖かい舌が滑り込んでくる 。

「 ん 、っひょ 、ん 、... ん 、ぅ 、 」

ヒョンが口の中にまだ残ってる溶けたチョコをヒョンとおれの舌で潰してそれを掬い舐め取った 。

ああ 、チョコと一緒におれも溶けちゃいそう 。


『 ... んえ 、甘い 』

「 っはぁ ... は 、ひょん 、甘いの苦手でしょ 、 」

『 お前が欲しかっただけ 』


そうやってまたおれを好きにさせて 。
蕩けた脳じゃ正常的なことは考えられなくて 、ただしたいがままにヒョンを押し倒した 。


「 ひょん 、おれで口直し 、する ？ 」

少しだけ目を見開いた後 、すぐに色気を含んだ瞳に変わる 。

『 当たり前じゃん 』

早く 、早く 。早くひょんが欲しい 。

早くひょんに喰われちゃいたい 。





『 お前が誰よりも1番美味いよ 』




その言葉がいつもの嘘が含まれた調子の声じゃないと思ったのは 、


ただの勘違いじゃないと思うんだ 。

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