俺の姉に常識は通じない【白鳥沢】

進路相談 ページ9

川西(弟)Side
.









「＿＿＿＿＿で。








なんでAの進路相談に俺が一緒に呼び出しされるんですか。」









2年生になると初めての進路相談がある



今日は確か俺の面談の日ではなかったのに、何故か呼び出され横にはAがいる






超ヘラヘラしている









「いやー、すまんな弟。

ちょっとこれ見てくれよ〜。」









Aの担任が困った顔をして一枚の紙を見せてきた









「進路調査書？」






「そうそう。

それでさ見て、これ。」









紙の下の方にある欄を見る









「え、なにこれ。」





「何って、進学だよ。


魔術を学べるところに。」







「なに、そんなとこあんの？」






「今から探すの。」









血縁者からすると悪寒が走る









「な？現実的なものに変えてくれって言っても話が通じないんだよー。


なんかかめは〇波が打てるとか言って。」









まじか、それ先生にも言ってんのか









「だから先生！さっきから言ってるじゃないですか！



かめは〇波を打てると言っても閃光がどうしても出せないんです！数式は完璧に出来上がってるのに！！





これはもう魔術を修学するしか完全なかめは〇波を出す方法がないんです！




今日気づいたんです！」









今までちょっとぶっ飛んでるかなーとは言っても



砂鉄評論家とか全国を測量して回るとかくらいだったのに









「もう嫌、助けて川西(弟)。」







「すいません、これは俺も手に負えません。」









姉の脳内は悪い意味で進化しているようだ




.

告白現場 その2→←さらにシンパシー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す