俺の姉に常識は通じない【白鳥沢】

嗚呼面倒臭い ページ22

白布Side
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「責任取れ賢二郎。そしてAと付き合え。

お前も男だろ？」







「ハァ？なんなの？

ほんとになんなのお前ら。」







「白布のっ………バカぁ……！」



「ほらだから責任取ってAを嫁に貰え賢二郎。」









「何の責任だよ。

真面目に意味わかんないんだけど。」








休み時間に突然俺のクラスに来た太一と

よくわからないけど泣いてるA





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「お前見たんだろ？」



「何を？」



「Aの極秘研究ノートだよ……！」



「……？ああ、あれか。」


昨日Aが寝てた時に見たノートのことだろう






「やっぱり見たんだ！！

もう私お嫁に行けない！！」



「昨日のAが残ってた時間帯にお前は教室に忘れ物を取りに行ったし他に戻る人もそうそういない。

やっぱり犯人は賢二郎だったのか…！」








とりあえず太一が何キャラか掴めない







「うんまぁ、そうだけど。


てかそんなに秘密のモンならあんな広げたまま寝んな。

よって俺は悪くない。じゃ。」









馬鹿な茶番に付き合ってられず戻ろうとすると

太一にがっちりと手首を掴まれてしまった






「……なに。」



「賢二郎お前、Aと付き合えないの？？」






すごく神妙な顔をする太一に若干戸惑う






「……あ、うんまあ。」




そんなこと考えたこともなかったため適当に答えると

いつもけだるげな太一の目がビックリするほど開いた






「……お前！


Aは美人だし！(頭やばいけど)可愛いし！(頭やばいけど)

勉強もできるし！(できすぎておかしくなっちゃったけど)

素直だし！(精神年齢低いだけだけど)


どこがダメなんだよ！！！

付き合えよAがかわいそうだろ！」






「お前がダメなとこ全部細くて語ってんじゃねぇか！

俺が言うまでもないだろ！」









嗚呼面倒臭い姉弟




でも最近太一もおかしくなってる気がするのは気のせいか………？









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