百八十一通目 ページ32
「ほんっっっっまにすまんかった！！！殺してくれても構わへん、いや殺せ！！」
患部の治療を行い、包帯を巻いたA
刻限はもう等に二十時頃を回っていたために、しんぺい神と共に食堂へと足を運んだ
他愛もない世間話と、謝罪として今度なんでもしてもらうという約束を立てながら歩いて、扉を開く
──直後に、コネシマに土下座をされたAである
「この通りや！！この通りやからこのまま首落としてくれて構わへん！！さあ殺れ！！」
「ちょちょコネシマ様そんな末期戦みたいな顔して迫られても困るんですが」
「えっ殺していいんですかコネシマさん！いやぁ、まっかせてください！痛くしないですよ！」
並びに地獄絵図である
困惑のあまりか、眉根一つ寄せず無表情のAと
それでも尚、土下座の姿勢で懇願するコネシマ
そしてその横で、処刑人のみたく食事用のナイフを構えるショッピ
──どこかから取り出したカメラを構えるゾム
全員の一挙一動が自由奔放で、共に入室したしんぺい神は巻き込まれたくないからか、すぐさま安全地帯──トントンの側に逃げていた
「おいショッピぃ！誰もお前に殺してええなんて言っとらんわ！」
「いや死なれるぐらいなら貢がれたほうがいいのかも……？」
「なんでっすかAさんと同じ後輩っすよ？贔屓ですか、贔屓ですか、あぁそうっすか」
「貢ぎ……そうかじゃあなんでもするわ、何がええ？！」
「あーショッピさんもそういえば後輩でしたね」
「コネシマさん酷いですよねAさん。この際ですし殺しましょ」
会話が混濁して、返答と質問が入り乱れる
いつの間にかコネシマは土下座姿勢を解除して、悩むように顎に手を当てていた
Aは親近感が湧いたようで、温厚な笑みを蓄えてショッピに視線をくべている
ショッピは喜怒哀楽忙しそうだが、今は殺気立ってAに協力を求めていた
誰が誰と話をして、どう答えているかがわからなくなった頃合い
会話が成立しなくなってからようやく、制止の声が入った
「はいはいストップ。一回おちつくめうっ！」
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檸檬 - めちゃくちゃ面白いじゃないですか。返してください、私の腹筋（）。番外編で夜中なのに「ゲルテェェェェェェェ！（感涙）」って叫んじゃいました。 (2021年5月23日 1時) (
レス) id: 1448aeacc9 (このIDを非表示/違反報告)
bh(プロフ) - 最近更新が多くて嬉しいです。ありがとうございます。これからも応援しております。 (2019年10月14日 1時) (レス) id: c595f3c6d5 (このIDを非表示/違反報告)
ホタテおいしぃ - 熱い展開になってきましたね！ (2019年10月5日 11時) (レス) id: 4b45e1db41 (このIDを非表示/違反報告)
nia(プロフ) - 更新待ってました！！！ (2019年9月29日 21時) (レス) id: dcff59daa3 (このIDを非表示/違反報告)
るるりぃ - ココラさんと同じく何故か胸が苦しくて・・医務室から逃げる場面から涙が出ました。更新頑張ってくださいね！みたら士さん！ (2019年8月28日 23時) (レス) id: 4b45e1db41 (このIDを非表示/違反報告)
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