誇り高きイストワール 【番外編 百六十五通目】 ページ16
「いやぁ、楽しかったわぁ」
「シャオロンお前子供の遊具みたくなっとったやんwww」
「それでも楽しければいいんですぅ！そんなこと言うシッマこそ、謎に老年からありがたがれとったよなwww」
「あれは俺も驚いたわ……しかしあれこそがプロムーブ！」
祝宴後の会議室
椅子を座り机を囲み、各々何があったかと談笑を始めた皆
どうやら
コネシマ様は偶像のように扱われ
シャオちゃんはおもちゃにされ
エミさんは何やら授業が行われ
ショッピ様は何故か見つめられるばかりで
ロボロ様は可愛い小さいチビなどと、シャオちゃんと共に遊ばれたらしく
ひとらんさんは市民の奥さん方に、料理に使用した野菜の栽培方法を伝授
ペ神様は男から逃げられ
ゾム様は誰にもバレないまま、ちょくちょく幹部等を弄りに行ったそうで
オスマン様は学生の子たちと女子会
トントン様は男性に囲まれ、どうすれば強くなるのかなどと聞かれたらしい
鬱様は言うまでもなく、女性にちやほやされていた
皆が思い出を語り合う中、私は机に伏せて寝たふりを決め込む
──そう、していたのだが
「なぁなぁ、Aは何かあったん？」
楽しそうに声のトーンを上げたゾム様が、力強く私の肩を揺らす
酔いそうになりながら顔をあげて振り返れば、いたずらっ子のように笑うゾム様が
「いえ、特に何も」
「えーなんや、面白いこととかなかったん？」
面白いこと？
私だけずっとただいるだけで
……楽しむ皆を羨ましがるだけだったのに
「──ゾム様が脅かしにでも来てくれれば、面白かったと思います」
言葉を述べて、ハッとした
言ってはいけないことを言ってしまったと
案の定場は静まり返り、苦笑する者や顔を抑えるもの、ゾム様を睨む者など様々になってしまった
「……申し訳ありません、発言の撤回を「失礼します！！」」
私の謝罪を封殺する、無駄に張り上げられた声
もとをたどるように扉へ目を向ければ、ゲルテの姿がそこにあった
「お食事の用意が……宴の用意ができました！」
誇り高きイストワール 【番外編 百六十六通目】→←誇り高きイストワール 【番外編 百六十四通目】
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檸檬 - めちゃくちゃ面白いじゃないですか。返してください、私の腹筋（）。番外編で夜中なのに「ゲルテェェェェェェェ！（感涙）」って叫んじゃいました。 (2021年5月23日 1時) (
レス) id: 1448aeacc9 (このIDを非表示/違反報告)
bh(プロフ) - 最近更新が多くて嬉しいです。ありがとうございます。これからも応援しております。 (2019年10月14日 1時) (レス) id: c595f3c6d5 (このIDを非表示/違反報告)
ホタテおいしぃ - 熱い展開になってきましたね！ (2019年10月5日 11時) (レス) id: 4b45e1db41 (このIDを非表示/違反報告)
nia(プロフ) - 更新待ってました！！！ (2019年9月29日 21時) (レス) id: dcff59daa3 (このIDを非表示/違反報告)
るるりぃ - ココラさんと同じく何故か胸が苦しくて・・医務室から逃げる場面から涙が出ました。更新頑張ってくださいね！みたら士さん！ (2019年8月28日 23時) (レス) id: 4b45e1db41 (このIDを非表示/違反報告)
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