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「え、姫々サンも、魔人とバディ組んでるんですか」

「ウン、最近だけどね。一週間前くらいから」

「俺もっ、俺も魔人とバディ組んでるんすよ!」

「おや、そうなの。死んでないなんて偉いね」

「いや、殺されかけはしたんすけど」

「死体になってないだけ上等さ。ねえ早川くん」

「まあ、そうですね……。前回魔人と組んだ奴、いくらで死んだんでしたっけ」

「二日。バディくんの地雷踏んでそのままバァン」


ケラケラ笑った姫々を見て、デンジは目をぱちりと幾らか瞬かせた。
そうだ、自分はポチタのおかげでこんな体質になって、パワーから殺されかけても生きている。けれど、目の前にいるこの可愛くて小さい生き物は、そんな体質じゃない、だろう。

こんなに可愛くて、美人な女が、魔人を従えている。
そう考えた瞬間、少しだけ怖気が走った。自分が殺されかけた生き物と平穏に共存している姫々のことが、得体の知れない生き物のように思えてしまって仕方がなかった。


「姫々サンは、バディに殺されかけたりしてないんすか」

「してないよ。聞き分けのいい子なの」

「へー……スゲー……。ちなみになんの魔人なんですか」

「サメ」

「サメ?」

「そう、サメ。おっきい牙が可愛いんだよ」

「かわいー……?」


にこりと微笑んだ姫々が可愛くて、デンジは少し見蕩れる。近くに姫野とマキマという逸材がいるからなのか、本人に自覚は限り無くないが、姫々は世間一般から見れば凄く可愛い女の分類に入る。ただ、前述の通り、姫野とマキマがいるから分からなくなっているだけで。

デンジは少々サメの魔人とやらが羨ましくなる。だって、こんなカワイー人と一緒にバディを組めて、いい子だとか言われて、可愛いとまで言われている!
それに比べて自分のバディとくればすーぐ殺そうとしてくるし野蛮だし差別主義者だしもう散々。


「デンジくんのバディは、どんな子なの?女の子?」

「ハイ。アッ、でもぜんっぜんカワイくねーっすよ!俺の事殺そうとするし!」

「ふうん。でも、死んでないもんね」


ならオールオッケー、なんて笑った姫々を見て、この人もちゃんとデビルハンターなんだな、なんて、そんな当たり前の感想を抱いた。

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作者名:ジンジャエール | 作成日時:2025年10月18日 16時

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