白銀九尾物語 4【銀魂】

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貴女side



銀時と衝動で外に出たはいいが、さて、どこを探せばいいのか…



｢銀時、外に出たのはいいけど、当てはあるわけ？｣



｢…………｣




私の問いに答えずそのまま走る銀時




｢ねぇ、銀時、どこに向かってるの？｣




再び問うと銀時はおずおずと口を開く




｢当て…な、、当ては、、その辺にあってな(・ ・・)……なんつっt、いっでぇぇえ！！！｣




｢お前って本当そう言うとこあるよな｣




｢腕！！！腕とれる！！！肩逝くわ！！！！｣




銀時しょうもない事を言った瞬間、私は銀時の手を掴み急停止した。つまり、銀時は腕をおもいっきり引っ張られる事になるわけで



｢大丈夫、外れたらグッて押せば元に戻るでしょう｣



｢お前ってそう言うとこあるよな｣



さっきの言葉がそっくりそのまま返ってきた



茶番はこれくらいにしておいて、、本当にどうするべきか…


小太郎くん達を探しに行った松陽もどこにいるかわからないし、


勢いで行動したはいいが振り出しに戻ってしまった



｢…どうしよう、、｣



冬が近いから、外はもう暗い…
この暗さが更に不安感を煽る…



｢松陽なら、、、あいつらの場所分かりそうなんだけどな｣


｢つまり、松陽と合流した方がいいかもって事？｣



｢んー、いや、まぁ、、そうなる｣



｢じゃあ、松陽の所に行く？｣



｢行くって言ったって、松陽の居場所もわかないんだぞ、、どう行けってんだよ｣




どれだけ話しても堂々巡りするだけで、解決策にたどり着かない



山の方でウォーンと山犬が鳴く



｢山犬か、、｣



｢どうしよう、銀時、、もし、、山の中に入ってたら…夜の山は危ないのに…｣


不安は募るばかり



その時、ふと銀時は私の方を見た



｢やま、…いぬ…｣



｢…………ん、？｣




｢そう言えば、、、｣



人の顔を見てなにやらブツブツ言い出した銀時



｢何か思い付いたの？｣



私がそう聞くと、



｢これなら、いけるかもしれねぇ！！！A！！！そこ動かず少し待ってろ！！！｣



そう言うや否や銀時はもと来た道を走り出してしまった




｢ちょ、、銀時！？｣




｢いいから！！お前はそこから動かず待ってろ！！すぐ戻るから！！｣




銀時の背中は段々小さくなっていった




えぇ、、、、置いてきぼりじゃん、、



でもまぁ、私は案が思い付かなかったし、ここは銀時の考えに任せてみるか…






っと考えた私が馬鹿だったと後悔するのはすぐ後の事

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