白銀九尾物語 4【銀魂】

159 ページ12

貴女side



松｢とりあえず、荷物はまとめ終わりました。荷物が出来次第ここを出ようかと思っていましたが、この穴だけ修理してしまいましょうか。はい銀時これを｣


銀｢え、俺もやんの？｣



松｢当たり前じゃないですか｣



そう言い、どこから出したのかわからないが、釘や、トンカチや、木材を使い修理を始めた松陽と銀時


修理するらしいので
私は部屋の隅で座って待機することにする
私が座ると、のそのそとこたろうくんとしんすけもやって来た



松｢銀時、やるべきことはきちんとやらないといけない。と、何度言えばわかるのですか｣


銀｢………いや、松陽が床に穴を開けるくらいの強さで俺を殴るのがいけないと思うのですが…？｣


松｢そもそも殴る……………って、言い方酷いですね。少し叩いただけじゃないですかー。と、言うより、叩かれるようなことをする方が悪いと思いますよ？｣


銀｢あれは叩くの次元じゃないでしょ、グーだったよ。グー。拳だったよ｣


銀時は半目になって言い返す


まぁ、確かに、銀時は悪い。だけど、床に埋まる程のげんこつも良いとは言えないよね



高｢あの、天パは一体何をやったんだよ…｣



引き気味に問いかけてくるしんすけ



貴｢なんだったっけね、松陽の事をゴリラとか言ったんじゃなかったかな｣



桂｢先生は敬うべき人だからな、先生の悪口はいけないと思うぞ。発言には注意すべきだ。確かに拳で人を床に埋めるのは確実に人間ではないと思うけどな｣



目を瞑りながら、うんうんと頷き自信満々に喋るのこたろうくんをガン見する私と銀時としんすけ



こたろうくん？？？発言には注意すべきじゃなかった？？？？



銀｢あの、ポニテ野郎も埋められても良いと思いまーす！！！｣



松｢小太郎くんがどうかしました？｣



銀｢都合の良い耳だこと｣



松｢もう一度埋めますよ｣



銀｢そしたら、また修理しなきゃいけなくなるでしょう？？やめとこ？ね？｣



松｢残念です｣



銀｢暴君だよ｣



いつものやり取りだなぁなんて
そんなこと思ってるうちに瞼が落ちてきてしまって


少しの間だけ、修理が終わるまで
銀時と松陽の言い合いを子守唄にして私は眠りについた


いいじゃん、こたろうくんもしんすけも銀時もさ、寝てたんだし、私も少しくらい寝る







…言い合いが子守唄ってヤバくない？？

160→←158

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す