夢の中のエイン (ページ46)

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※Mingyu side.

ジュニヒョンとの戦いにまだが決着ついてないのにスングァンからの鬼気迫る呼び出しに首を傾げながらトイレに向かうと、長身美女に壁ドンされているスングァンが居た。

よく見るとその美女はさっきまで一緒に仕事をしていたハルさんだった。

HR「あー！来た来た、ミンギュちゃん♡」

MG「ミンギュちゃん！？」

抱きつかれた側から香るアルコールの匂い。

結構、酔ってるのかな？

SG「ヒョーン！先生がヒョンに用事あるから呼べって…！」

半泣きのスングァンにまで袖を引かれて、何が何だか…

HR「そう！ミンギュちゃん！うちのAの事、どうしてくれるのよ！？」

MG「！？Aに何かあったんですか！？」

いきなり出てきたAの名前に思わずハルさんの肩を強く握ってしまった。

HR「いった！！力強過ぎ！」

MG「！？す、すみません！」

え、今の声、何処から出て来たの！？
まんま男性にしか思えない声にスングァンと一緒に呆然とする。

HR「何もないわよ！さっき色々聞いたばっかだし？」

あ、元？に戻った。
でも、目は据わってるな…

隣のスングァンが小声で、

「ヒョン、先生は男…」

っと言った。マジか。こんなに美女なのに？

MG「は、はぁ…」

HR「寧ろ、今まで何にもしてこなかった事に腹は立ってるけど！？」

SG「わぁ…完全なるからみ酒だ…」

HR「お黙り！」

SG「はい！！」

HR「何？あの感動の再会！出会いからして物語の主人公です！って感じ！で？連絡先は交換したの？」

MG「いえ、まだ…」

HR「何なの？ずっと会いたかったんじゃないの！？なのに何で連絡先すら交換してないの！！」

MG「あの、皆さんのガードが凄くて…」

HR「そんなもん、力づくで突破なさい！！」

MG「えぇー…」

何で俺、怒られてんのかな…？近付きたくても完璧な連携プレーでガードされてたのに…泣きそう…

HR「ったく、行くわよ！」

SG「ど、何処に…？」

HR「私らが呑んでる部屋に決まってんでしょ！」

と言う流れで連れられて現在に至る俺たちです。

そんな俺たちとAの事は放ったらかしでハルさんとユナさんは盛り上がってる。

そして、

HR「A、韓国行かない？」

と、俺の願望が実現したのか、やっぱり夢かと思う事を彼女に告げたんだ。