夢の中のエイン (ページ21)

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20.知らずにはいられないページ21

※You side.

衝撃の日曜日から2日経った。

居ても立ってもいられなくて、仕事が終わるとネットや動画サイトでSEVENTEENについて色々調べた。
コラボ用の資料も先輩に分けてもらった。

知れば知るほど、どうして今まで引っかかってこなかったんだろうと思うほどいろんな所に名前が上がっていた。

KPOPはヨジャグループが好きで、ナムジャグループって数えるほどしかわかってない。

ミンギュくんがいる国と思っていたのに…

まぁ理由ははっきりしていて。
彼がどんな職業であったとしても、もし探して見つかったとして、夢で会えるミンギュくんが実際のミンギュくんと繋がってるかを確認するのが本当に怖かったからだけれど。

いくらカッコ良くても芸能界に入るとは思ってなかったし。

いや、カッコ良すぎるし有り得ない話じゃないとは自分でも言ってたけど…

しかも、夢とのギャップと言うか…

あのライブで感じた犬っぽさは間違いじゃなかったみたいで、至る所で大型犬とか言われてる。

てか、歌って踊れて料理も出来て綺麗好き？
ハイスペック過ぎませんか？

夢とのギャップ以前に見た目とのギャップがあり過ぎて、リアコ製造機って言われるのも頷いてしまう。

ともかく、実在のミンギュくんは見つかった。
彼で絶対に間違いないと思う。

嬉しい…！
声が聴けるのがこんなにまで気持ちを高揚させるのかと思った。

それと同時に昔のあの時のように気軽に話せる存在ではないと痛感した。

仕事上、多くの芸能界の方々と接する。

彼らはプロ意識が素晴らしくて、周りを大切にする人ほど人気が出ている。

だけど、踏み込む事が出来ないオーラを纏う人も多い。

日本よりもファンが厳しい韓国。
サセンなんて当たり前に居て、どこでそんな写真を撮られるのか不思議なものも多い。

きっとこの先、直接関わる事はないだろう。

雑誌の企画だって、アシスタントはユナ先輩とリョウタと他の人たちが行く事になってるし。

夢でまた会えるなら、

アイドルキム・ミンギュの1ファンでいいと思った。