【歌い手】お兄ちゃんは私の恋を応援してくれない。【天月】

俺、優男だから。 ページ13

貴方side

自分の持っている服の中で１番かわいい服を急いで引っ張ってくる。

今日は待ちに待ったまふくんとの初デートの日。

いつもの質素な格好より少しはおしゃれしたいしね。


ピーンポーン


今出れない………お兄ちゃんでてくれるかな？

天 ｢おぉ、まふくん！おはよう！｣

うわぁ出てました………

ま ｢天月くん！おはよう！今日はお願いします！｣

意外と気まずい感じじゃなさそう？
まあよかった。

天 ｢うん、A今まふくんのために準備してるみたいだから上がって待っててよ｣

ま ｢ありがとう！おじゃましまーす……｣

やば、まふくん入ってくる。

でも、リビングはお兄ちゃんがいつも綺麗にしてくれてるから大丈夫。

てかてか、準備しなきゃ！
私、遅れてんだ！


メイクとかは普段からしてないし、まふくんも濃いのは嫌らしいから薄めに。

最後にスカートの乱れを全身鏡で確認する。

よし、OK。

『ごめんね、遅れてっ！』

ま ｢ふわぁ…………｣ 天 ｢おぉ……………｣

え、なになに？ふたりしてどうしたの？
あれ、似合わない？！うそ………

『似合わな………い？』

天 ｢Aすごい似合ってるよ！普段からそういう格好すればいいのに！｣

ま ｢うんうん！かわいい！｣

『そうかな……///』

あんなお兄ちゃんでもそう言われるとやっぱり嬉しい。

ま ｢じゃあ行こっか！｣

『うん！お兄ちゃん行ってくるね！』

天 ｢うん！行ってらっしゃい！まふくん、Aを守ってね？｣

ま ｢絶対無事に帰ってきます！｣

『じゃ、ばいばーい』

そして玄関のドアが閉まった。


さすがにストーカーはないよね、絶対。



天月side

二人の面影を残してドアは閉まった。

さすがにストーカーはできないよ、うん。

さすがにそこは優男だから、うん。


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最後まで見てくださりありがとうございます！

はい、ストーカーはさすがにしません。

次回もよろしくお願いします！！

１人は危険。→←許す………かもね。

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