＊わたしの人生最悪の1日 ページ3
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この一年でたくさんのことがあって、そのたびに色んなことを振り返って…。
でもその中で、わたしが思い出すのを避けていた記憶がある。
『SixTONESになった時がわたしのどん底だった』
というあの言葉の真意。
もうなんでもいいや、
どうにでもなってしまえ、
全てを投げ出して逃げた最初で最後の出来事。
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2015年。
SixTONESになったわたしは、それを発表した翌日の公演からまた激しい誹謗中傷に曝された。
ステージに立てば
"女は要らない"
"SIXTONESから消えろ"
"裏切り者"
"死 ね"
そんな言葉がわたしに向かってくる。
森「シノ…大丈夫？」
『ん？大丈夫だよ。わたしは全然平気、だからたろちゃんも笑って？』
シアタークリエの期間はそんな言葉を見ても本当に何も思わなかった。
まだ大丈夫。
まだやれる。
家に帰れば優しくしてくれる優太くんがいて、
わたしを大好きだよって言ってくれるたつくんがいた。
でもその後も続く誹謗中傷、アンチのストーカー行為、どこへ行くにも追いかけてくる週刊誌、自宅に送られてくる恐ろしい手紙、出待ちをするアンチからの暴言。
これまでのどの瞬間よりも酷い罵倒になんとか保っていた心の平衡も、1ヶ月が経った頃には足元がぬかるんで立っているのがやっとなほどだった。
それでもわたしは絶対に泣かなかった。
…泣けなかった。
涙なんてもうとっくに枯れてしまっていた。
感情が無くなってしまったんじゃないかと怖くなった。
わたしの心は無。
何もやる気が起きなくて、どうせ批判される、どうせ叩かれる、どうせ…。
息が苦しい。
でも仕事は待ってくれない。
ガムシャラのロケにも出て、はじめての主演ドラマの撮影も始まっていて、ドラマの宣伝のための取材もたくさんあって。
ガムシャラサマーステーションのアクロバット練習も始まった。
笑って、笑って、毎日笑って。
今自分が何をやってるのかさえ分からなくなって。
だけどこんなこと誰にも頼れなくて。
メンバーには尚更言えなくて。
…自分たちのせいでって思われたくなくて。
ただ対等でいたかった。
自分のファンの子がわたしを傷つけている姿を見せたくなかった。
謝って欲しいわけじゃない。
…誰も悪くないからこそ、誰に言うこともできずにわたしは自分でも気づかないうちに追い詰められていった。
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年11月24日 13時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - あやめるさん» リクエストありがとうございます！今書いている下書きの次にお話を入れようと思います！ (2020年10月23日 21時) (レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
あやめる - リクエストなのですが、乃木坂46とか坂道系？女性アイドルグループとの絡みが見たいです。昔から友達だったって言う設定でお願いします。 (2020年10月23日 15時) (レス) id: 90d3710c54 (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - natsuさん» コメントありがとうございます！わたし自身、岸くんと楢篠ちゃんの関係は大切にしながら書いているのでとても嬉しいです。これからも宜しくお願いします！ (2020年10月23日 10時) (レス) id: b46fc1d595 (このIDを非表示/違反報告)
natsu(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます。岸くんとシノちゃんの2人の関係性が大好きです。相思相愛ぶりキュンキュンしちゃいます。 (2020年10月23日 8時) (レス) id: d03df768b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らる
| 作成日時：2020年10月18日 0時
