72. ページ22
武蔵祭り当日。
『ごめん、お待たせ…っ』
待ち合わせ場所には、既に3人の姿があった。
「「…！」」
私の見慣れない姿に驚いた様子の一虎と千冬くん。
『みんなとお祭り行くってエマちゃんに言ったら、浴衣用意してくれて…。……変じゃない、かな』
お祭りに行ったこともなければ、当然浴衣を着たことなんて一度もない。
なんてことを彼女に話したら"ウチの貸してあげる！"と張り切って準備してくれた。
普段は下ろしている髪の毛も一つにまとめてお団子にされていて、なんだかそわそわする。
「変じゃねえよ。似合ってる」
『…そっか、良かった』
あの女子に無頓着な場地くんが褒めてくれるとは思わなかったから、少しびっくりした。
「Aさん、お祭り初めてなんすよね？何か食べたいものありますか？」
「千冬〜、俺りんご飴食べたい」
「一虎くんには聞いてないです」
「うわ、後輩のくせに生意気」
花火が上がるまではだいぶ時間があるらしく、私たちは屋台を回ることにした。
初めて見る屋台というものはとてもキラキラしていた。
声を張るお店の人も、父親と手を繋いで並ぶ子供も、互いに照れながら会話する初々しいカップルも、
何もかも、新鮮だった。
千冬くんの質問に答えるべく屋台を見渡していると、気になるものを発見。
『…あれ、なんだろう』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2645人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢花第二号(プロフ) - 最後びっくりしすぎてスー◯はるさめの坦々麺味が気管に入った…喉痛ｨ… (2022年2月10日 16時) (
レス) @page50 id: 4035e5a938 (このIDを非表示/違反報告)
あ - ああああー！しんどい！泣く！！けどめちゃくちゃすき！！更新応援してますー！ (2022年1月15日 0時) (レス) @page50 id: 20a21f2625 (このIDを非表示/違反報告)
モコロ - この作品面白いーー!!!ああーー!!(?)ケンチンーー!!!死ぬなーー!!!ああーー!!←(うるさい)更新頑張ってくださいーー!!主人公助けてーー!!!タケミッチー((((うるさい) (2021年12月28日 11時) (レス) @page45 id: 9584a9e843 (このIDを非表示/違反報告)
ひー(比古)(プロフ) - もしやその心臓…ドラケンにかな (2021年12月8日 4時) (レス) @page38 id: f1c378431b (このIDを非表示/違反報告)
ワカメﾁｬﾝ - ドラケン…ドラケンンンンンンンン！ (2021年12月5日 23時) (レス) @page37 id: bf3a83fab0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柊楓 | 作成日時：2021年10月15日 12時
