58話 ページ22
「あれ、萩原おかえりー、遅かったな。」
「おー、久々に斎藤の先公から連絡入ってよー。話し込んでて遅くなった」
あれから10分後くらいに戻って来た萩原は、どうやら私達の警察学校時代の先生であった斎藤先生から連絡がかかって来たらしい。
私含めた同期も良くお世話になっていた先生で、萩原と松田はよく怒られていたなというのを思い出す。
「俺らの頃もやってたろ、現役警察官を招いて講習会するやつ。俺らにそれ頼めないかーって連絡かかって来てさ」
「あー、そんなのあったな。引き受ける分には構わねえけど、日程はいつだ?」
「明後日。」
「ハァ!?」
「え、随分急だな」
「いや何週間も前から連絡してたらしいけどよ、俺と松田と伊達はちょうど忙しかった時期で連絡繋がらないし、公安ズはそもそも守備義務があるからまず電話番号知らないからーって」
「あーなるほどな。それでやっと萩原に繋がったって訳か。」
「俺は明後日は大丈夫だから行こうかなって思ってるけど、行けるやつ〜手ェ挙げろ」
寝てる降谷と赤井さんを除いた全員が手を挙げる。もちろん私も。
降谷は…寝てるの起こすの躊躇われるけど、どうなんだろうか、行けるのかな。
「あ、大丈夫だぞA。零もその日丁度大丈夫な日だから。」
「え、本人の意思は関係なしに?」
「こんだけ面子揃ってんだから、零が行かない訳ないだろ」
「……俺も行っていいか?」
なんと秀一さんまで手を挙げた。まさかの人物が手を挙げたことにはビックリだが、貴方警察は警察でもFBIだろう。
「日本の警察学校に興味があってな。見学という形でいいなら、是非行って見たいんだが」
「いいぜいいぜ!Aの師匠って話で通せば許可下りるだろ。流石にFBIって言うと色々アレかもしれないから、俺から先生に伝えとくわ」
「恩に切る、萩原」
「JK時代のAの話のお礼な。
あ、そうそう。なんかAには特に来て欲しいっつってたな斎藤。なんだったんだろ」
「……私?」
「実技で1番優秀だったからじゃね?」
ふーん、と不思議に思いつつも、秀一さん参戦で騒がしくなりそうな予感がした。
……無駄に顔が整ってる面子だから、これ、講習会大丈夫かな。
×××××
降谷さんとAの出会いって、多分最初から互いに「わかりあえなさそうだな」って感じだと思います。
ついったにあげてたものです。
http://uranai.nosv.org/img/user/data/d/c/c/dcc853aa7f8209d230a63486a40a5cdd.jpg
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ちゅん(プロフ) - 番外編みたいです(;_;)パスワード知りたいです( ; ; ) (2021年3月7日 14時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
闇月 - イラストが最高で思わず保存したいと思ってしまいました! (2019年9月25日 19時) (レス) id: ceaacc411b (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - なんかもう理想すぎるストーリーが見つかってまだまだこれから頑張れる。ありがとうございます。これからも頑張ってください。 (2018年4月28日 12時) (レス) id: 6434e4011a (このIDを非表示/違反報告)
まさき(プロフ) - 蒼衣さん» こんにちは!いきなりごめんなさい…。用件は下の私のコメントと同じです。よかったら見てみてください! (2018年4月22日 22時) (レス) id: 8f71bf94c7 (このIDを非表示/違反報告)
まさき(プロフ) - 湊叶さん» こんにちは。突然すみません!パスワードなんですが、作者さんの作品一覧のページのコメントを見ると書いてありますよ!脇から失礼しました! (2018年4月22日 22時) (レス) id: 8f71bf94c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遥 | 作成日時:2017年10月23日 18時