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after story. ページ43

あの一件の後、秋本くんはおついち先輩に脅迫状を送っていたこと、私の家の周りの防犯カメラに何度も映り込んでいたことなどからストーカー行為をしていたことが発覚し、会社を辞めた。

私は仕事を続けたが、兄者さんの提案で兄弟の家に住むことになり、2日に1回は家に遊びに来るおついち先輩と4人で楽しい日々を送っていた。

そしてあれから1年以上の月日が流れた。

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6月のとある日曜日。
連日の雨のせいで休日は家で過ごしていた4人だったが、兄者さんは何か買いたいものがあったようで、今日は朝から先輩と出かけていた。

弟「なあA、兄者たちが帰ってきたら新しく買ったゲームやらない?」
「やりたい!あ、でも手加減してね?」
弟「可愛い妹にそんなこと言われたら本気でできないじゃん」

弟者がそう言うと同時にリビングのドアが開いた。

兄「Aはお前の妹じゃなくて姉だっての」
「あ、兄者さんおかえりなさい!」
兄「ん、ただいま」
弟「どう考えてもAは妹だろー!俺が兄ちゃんなの!」
お「ふふ、弟者くん、そうじゃなくて」

兄者さんの後ろから顔を出した先輩がウインクしながらそう言うと、兄者さんは少し気まずそうに私の前に歩いてきて、私の顔をじっと見つめた。

「…兄者さん?」

兄者さんは手に持っていた紙袋から小さな箱を取り出し、それを開けた。

兄「…A、俺と結婚してくれ」

恥ずかしそうに目を逸らした兄者さんに私は思いっきり抱きついた。

「はい!もちろんです!!」
兄「わっ、ちょっ、指輪落ちるから!」
「えへへ、嬉しいです」
兄「…俺もだよ。ほら、左手出せ」

言われた通り左手を出すと、薬指に指輪がはめられた。嬉しさに笑顔が溢れる。

弟「なぁんだ、そういうことね。おめでとう、兄者!A!」
お「おめでとう2人とも。お幸せにね」
兄「サンキュ。…A、幸せにしてやるから覚悟しとけよ」
「…はい、望むところです!」

幸せすぎて外の雨なんて気にならない。


むしろ、雨は私に幸せを運んできてくれるらしい。

あとがき.→←42.



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スネゾカペ - 完結((´;ω;`))とってもいいお話でした...!苺さんの新作まってます(書ける時間があればの話ですが...) (2018年8月7日 9時) (レス) id: 0af73918fb (このIDを非表示/違反報告)
苺。(プロフ) - スネゾカペさん» ありがとうございます( ´ω` )/本編は終わりましたが、また別のお話でもよろしくお願い致します! (2018年8月7日 1時) (レス) id: bced30bcc8 (このIDを非表示/違反報告)
スネゾカペ - 更新楽しみにしてます(^ ^) (2018年8月6日 1時) (レス) id: 0af73918fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:苺。 | 作成日時:2018年7月9日 8時

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