雨と私と初恋と

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お「あ、そういえば今日雨降るんだよね。今こんなに晴れてるのになあ」
「えっ、そうなんですか…？」
弟「A、知らなかったの？朝の天気予報で結構言ってたけど…」
「着てくる服選んでたら見る時間が…」
お「ってことは傘も持ってきてないの？」
「折りたたみ傘なら一応…」

折りたたみ傘は常に携帯するようにしているため大丈夫なはずだが…

兄「いや、かなり降るみたいだぞ。折りたたみじゃ確実に濡れる」
お「うーん、僕が送って帰ってあげられればいいんだけど、今日残ってやらなきゃいけない事があるんだよね…」
「大丈夫ですよ、コンビニで傘買えますし…」

安いビニール傘だしちょっと心配だけど、折りたたみ傘よりはマシなはずだ。

弟「じゃあ兄者に送ってもらいなよ。今日車でしょ？」
お「ホント？送ってもらいなよAちゃん。不審者情報出てるんだしさ。いいでしょ兄者？」
兄「俺は構わない、というか送らせろ。風邪ひかれても困るし…心配になる」

あっさり快諾どころか、兄者さんにそんなことを言われてしまうと断れない。

「えっと…じゃあ、お願いします兄者さん」
兄「ん。終わったら会社の前で待っとけ」

そう言うと兄者さんは微笑んでくれた。

出てきた料理は絶品で、みんなが頼んだものも少しずつ食べさせて貰ったがどれもとても美味しかった。

「どれも美味しい…！」
お「気に入ってくれたみたいでよかった、またみんなで来ようね」
弟「ね！あ、今度は三人称とかも呼んだら楽しそう！Aにも紹介したいし」
兄「いや、あいつら来たら楽しいけど昼休憩じゃ時間足んねえわ！」
「ふふ、仲良しですね皆さん。でも私も会ってみたいです」
お「そう？じゃあみんなで夕飯食べに行く予定でも立てようか」
弟「賛成！3人に連絡しとく！」

2BRO.の影響で知った三人称の方々に会えたらとても賑やかそう…この3人と仲がいいってことは、とっても良い人たちなんだろうなぁ。
遊んだりご飯に行ったりする度に楽しみが1つ増え、それが当たり前になっていることが嬉しかった。

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兄弟とはお店の外で別れ、兄者さんには「またあとでな」と言われた。

少し照れていると帰り道で先輩にからかわれてしまったが、帰りのことを考えるとまた嬉しくなった。

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