残り４年 ページ23
《爆豪勝己side》
−−あの日から、あのボブカットの女について調べまくった。
名前は、勇歌A。
俺と同い年で、今人気上昇中の女優。
その不思議なテンポの喋り方や、清純なイメージから、『嫁にしたい女優ランキング』でも未成年なのにランクイン。
もちろんだが、勇歌Aの出演したドラマ・映画は網羅した。
どんどん力をつけていった事がよく分かる成長具合で、新人らしからぬ慣れがあった。
でも……１つ気になったのが、
(あんなに綺麗にカメラに映れるモンか……？)
俺にも出来るか、なんて思ってビデオカメラでドラマのシーンを真似してみたが、なんかズレのある画が出来上がる。
つまり、アレはセンス任せに出来る事じゃない。
その技術がどんなものなのかが気になる中、雄英の行事は進んだ。
体育祭に職場見学……、酷く面倒だった。
それらが終わって、落ち着いた日−−。
.
.
「えー、突然ですが……」
((今回は一体何だ……？))
.
.
「転入生が来ます」
「「テンション上がる
個人的には至極興味のない事だったが、先生の「んじゃ、入ってくれ」という声の後に響いたドアの音に視線を向けてしまった。
−−そこには、予想もしなかった人がいて。
.
「皆さん、こんにちは。勇歌Aって言います。宜しくお願いしますね」
まず、思ったのは……
(ん！？コレ、テレビか何かか！！？)
そう考えて当然だと思う。
彼女が出るのは、映画が大半だ。
映画の撮影なんて、長期間かかるモンだっていうのは分かりきった事だ。
それなのに、一体……！？
「マジで！？え！映画の撮影とか、大丈夫なんスか！？」
アホ面が、俺と同じ疑問を持ったらしい。
その質問に、勇歌Aは上品に笑って、
「映画なんてね、リテイクするから時間がかかるんだよ」
「私は、NG出した事無いから。だから、私の出るシーンはすぐ終わっちゃうんだ」
堂々と言った。
『NGを出さない』。それがどれだけ難しいか、素人には分からない。でも、明らかに常人離れしてるという事だけは分かる。
「……質問とかは休み時間にやれ。こっからはしっかりホームルームやるぞ」
(……)
ニコニコ顔でポニーテールの後ろに用意された席に座る勇歌A。
.
.
.
−−実物も、失望しない美しさを持ってた。
.
ラッキーアイテム
革ベルト
幸運を呼ぶキャラクター
死柄木弔
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星奈 - このお話好きだ！(←お茶子ちゃん風) 今日見つけてテスト習慣なのにも関わらず一気読みしちゃいましたw ツンデレならぬキレデレのかっちゃんと夢主ちゃんを想像してニヤニヤしちゃいました。 これからも頑張って下さい！ (2018年10月5日 14時) (
レス) id: 06bbc7b5d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：NIGHTMARE DOLL | 作成日時：2018年6月6日 23時
