51話 ページ6
「お兄ちゃん!」
傷が治りかけ、座ることも出来るようになってからの日課になっており、家でイタズラをした事、妖怪たちと出掛けたことなどを沢山話をする時間。そんな事を考えていると、リクオが部屋に飛び込んで来るようにきた。
『ん?なんだ?』
「あのね!あのね!つつらったらね!」
リクオのイタズラは健在しており、落とし穴を掘ってはつつらや青田坊などの側近達がいつもの犠牲者だ。
『ふふ、そんなことがあったんだ。』
「うん!!」
その時間がとても癒しで、楽しみになっている。鴆が言うには傷が治りにくい状況であるとのこと。刺した後に引き抜かれているため傷が綺麗に出来なかったとかなんとか言ってたけど、よく分からなかった。鴆からの許可が出るまでは布団のなかで大人しくしろと言われため、リクオとの関わりがどれだけ癒しになっているか
「お兄ちゃんも早く良くなって一緒に遊ぼうよ!」
『うん、そうだな!遊ぼう』
大きく頷くように答えるとキラキラと目は輝いた。
かわいい・・・
「なんか、面白そうな話をしてるねぇ」
「あ、父さん!」
そんなリクオを見ていると襖が静かに開けられる。総大将を降りたと聞かされてから1度も会っていない父さんだった。
「リクオ、じいちゃんが呼んでたぞ。」
「じいちゃんが?なんだろう?」
また来るね!といい、部屋を出ていった。
リクオがいなくなると、父さんと二人きりになった。なんだか気まずいような雰囲気になった。
285人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆりかめ(プロフ) - クロりんごさん» 教えて頂き、ありがとうございます<(_ _)> (2019年3月9日 14時) (レス) id: a0be7eaf10 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりかめ(プロフ) - クロりんごさん» 本当ですね。すいません、訂正します (2019年3月9日 14時) (レス) id: a0be7eaf10 (このIDを非表示/違反報告)
クロりんご(プロフ) - あの、69話と70話なんですけど、良奴ではなく、奴良ですよー (2019年3月9日 12時) (レス) id: 738c9471c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりかめ(プロフ) - 雀さん» ありがとうございます!そう言って頂けると物凄く嬉しいです!頑張りますのでどうぞこれこらもよろしくお願いします (2019年2月18日 22時) (レス) id: a0be7eaf10 (このIDを非表示/違反報告)
雀 - 続きがすっごい気になります!更新頑張って下さい! (2019年2月17日 13時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆりかめ | 作成日時:2019年2月11日 14時