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8話。 ページ8

『あの、少しいいかなっ?』




私は不良女子3人に笑顔で話しかけた。





「は?誰あんた?」

3人は私を睨み付ける。



『副生徒会長の宇佐見です。』

にっこり笑顔を作る。




「私たちになんの用あんの」

1人の女子が髪を指てくるくると巻きながら話す。





『服装、乱れているので注意しに来たんです。』


「は?服装?何、お前私らに文句言いに来たの?」

「調子乗ってんの?じゃあ会長呼びなよ、」



『会長は忙しいんです。』



嫌な笑みを浮かべ、けらけらと笑う




「ってか、噂によれば会長と副会長って、めっちゃ仲悪いらしいじゃん」

「何、あんた松野くんを憎んでんの?」

「嫌がらせとかしない方がいいよ、あの人の見方は何人もいるんだから。」




『憎んでないですよ、それにそんな事今は重要ではない。』






「アンタあの時めっちゃ無様に負けてたよね〜」

「そのライバル志的なwウケる〜w」

「恨んでも何の意味もないよって感じ〜」













カラ松side




Aを見るなり、そんな事を口々に言い始める3人。

奥でその様子を見ている俺達も少し険しい表情をする。






『ッ』


予想外の強敵。

Aは口をかみしめている。
下を向き、ぐっと手に力を込めている。





知ってる。

まぁ俺は顔だけだ。←




なのに責められるのは、あれだけ会長になりたいというの意志があるAにとっては悔しいことで憎らしいことだ。







どうする、助ける?

今俺があの中に入っていけばいいのか…

いや、そんなことアイツが望んでいるはずが無い。




それは分かってる、けど、もし今アイツが3人を殴ったら?
それこそ一番不幸なんじゃないか?


































「おい、お前ら何言って―――『確かにそうですね。』」







俺が言いかけたほんの数秒後。

宇佐見は言葉を発した。







「「「!!!?」」」







女子3人も驚く。

普通は怒って殴りかかる所だ。

けどアイツは――、








さっきより、





漠然と清々しい顔をしていた。









9話。→←7話。



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設定タグ:おそ松さん , カラ松 , キラ松   
作品ジャンル:アニメ
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殺鬼 - 無茶苦茶面白いです!応援してます (2018年7月30日 13時) (レス) id: 38d6181df5 (このIDを非表示/違反報告)
妄想腐女子 - すんごーーーーく面白いです!!更新頑張ってください!!応援してます!(●'д')bファイトです (2018年5月21日 21時) (レス) id: a872ecfe91 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり - カラ松君が生徒会長の学校は毎日が楽しそうですね!カラ松君の優しさにスッゴくキュンってきました!続き待ってまーす! (2018年4月8日 12時) (レス) id: 5074694cef (このIDを非表示/違反報告)
キラ松(プロフ) - 吉野さん» ありがとうございます!最近全然更新できずに申し訳ありません…、亀更新な作者ですがこれからもよろしくして頂けると嬉しいです!! (2018年3月29日 16時) (レス) id: bd08af8d27 (このIDを非表示/違反報告)
吉野(プロフ) - ずっと見てました!頑張ってください! (2018年3月10日 10時) (レス) id: dfe11901a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キラ松 | 作成日時:2018年1月4日 18時

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