９５羽 ページ10
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学校生活が終わり、放課後の部活の時間になる。体育館内に足を踏み入れたAは、おろおろと戸惑った様子の谷地を見かけた。
「あ、谷地さん。また来てくれたんだ、よかった。」
突然声が書けられたことに、谷地は「ヒィッ！？」と声を上げて驚く。相変わらず反応にAは思わず苦笑いを浮かべた。
そこにいたAに気づいて、谷地は安心したように「あ、白石さん……。」と息をついた。
「あ、でもまだ入るかは決めてなくて！でも、少し気になったから……。」
へらりと笑う彼女に、Aはしかめっ面を浮かべた。不服そうなその表情を見て、谷地は慌てふためく。
「あ、あの、私、何かした！？白石さんの気に触ること、」
「それ！私も谷地さんだけど……白石さんって何かやだ。もしマネージャーやってくれるなら尚更！」
子供のようにふてくされた表情のAに、谷地はぽかんとした顔で立ち尽くす。同じクラスになって暫く立つというのに、彼女のそんな顔を見たのは初めてだった。
正直Aのことをもっと近寄りがたくて、クールな人だと谷地は思っていた。予想外の彼女の一面を見て何だか嬉しくなったのか、谷地は「なんて呼べばいいかな？」と笑う。
「A！Aがいい。」
「じゃあ私も仁花で……いい、かな？」
「……うん！もちろん。」
学年一美人だと噂で、自分とは縁遠い存在だと思っていたA。そんな彼女の年相応な一面を見て、またAも同い年のマネージャーができる予感に、互いに笑いあった。親友になる第一歩目。
「(あんなに美人で人気者な白石さんと喋っちゃった……！それにA呼びなんて……嬉しいけど暗殺されかねないぃぃ……。)」
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その後、谷地は体育館の隅で練習を見学していた。
「凄いでしょ。」
「あ、A。」
一通りの自分の担当の仕事を終えたAは谷地の元に駆け寄って話をしていた。
手が空いたから、と言うにはもちろんだが第一の理由は仲良くなりたいからである。他の誰が想像している以上に、Aは同級生マネージャーが増えるかもしれないことを喜んでいた。
「うちの攻撃は凄いと思う。多彩さとやり辛さでいえば県内でもトップクラスなんじゃないかな。」
Aが言った直後、流れ弾が飛んできた。そのボールを日向がとった、その光景。それを、その日向を、谷地はまぶしい太陽を見るかのように見つめていた。
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希(プロフ) - 130羽の三大が三台になってます。たぶん三大だと思います。 (2017年7月18日 21時) (
レス) id: b9f12d00ff (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - ページ29の"低空飛行"が"低空引こう"になってますよ！ (2016年12月26日 17時) (レス) id: 476a1e2e74 (このIDを非表示/違反報告)
花宮幸ヤ(プロフ) - ミッキーさん» 長い間レスできずに申し訳ないです…。そちらの方を長い間更新止めててすいませんでした(；-；)これからコツコツがんばりますので、これからも見ていただけたら幸いです(´×ω×`) (2016年8月3日 13時) (レス) id: 16a4b4f29a (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - テニスの王子様の更新をしてください！楽しみにしてます。 (2016年7月24日 19時) (レス) id: f565134c71 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 汐李さん» ノンノンノン！← 赤葦、木兎さん、リエーフ、夜久さんが好きなのでそれぞれ字を取りました（*´ω｀） (2016年3月22日 23時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔 x他2人 | 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2016年2月27日 3時
