９１羽 ページ6
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牛島について走る日向と影山に自転車で並走するA。正直あの山道で足がパンパンなのだけれど、そこは自分に鞭を打って進んでいた。
「……A、今だけで良い。また見てくれないか。」
「……はい。」
中学時代、Aはペース配分やフォームの確認のためにロードワークにずっと付き合っていた。もちろん自転車に乗ってではあるが、何回かは「マネージャーであっても体力をつける必要がある」といわれて走らされたのは今でも記憶に新しい。確かその翌日はいつも体調を崩していた。
「……ペースちょっと上げすぎじゃないですか？」
「いいや、自己ベストが上がっているためこれがベストだ。」
「そんなの考慮済みです。2人がいるから力んでますね？」
図星だったのか、牛島は少し口を閉ざした。それからふっと笑って「流石だな。」とこぼす。Aは昔を思い返して少しだけ顔を熱っぽく染めた。
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「懐かしい……。」
白鳥沢学園中学のバレー部はよく高等部のバレー部と合同練習をしていた。そのため、一応校内の様子は分かっている。だから懐かしささえ感じているわけだ。
「ねーほら、おいてくよ？」
運動場やバレー部専用のバスをみて興奮している2人(主に日向)にAは声をかける。牛島の姿はすでに見えなくなっていた。
やっと興奮の冷めた日向を引き連れて、3人で体育館前にやってくる。小窓の隙間から体育館内を見る2人にAはため息をついた。
「2人とも怪しすぎ……若先輩に許可とってあるんだから、ギャラリー行ってもよくない？」
「でも偵察だぞ。」
「偵察宣言を堂々としたの誰よ。」
そんな会話をしていると、「遅かったな。」と言葉を発しながら牛島がやってきた。館内に入ろうとする彼を呼び止めて、なにやら話し始める影山。
「エースに尽くせないセッターはいらない。」
牛島はきっぱりと言った。今この現状から考えて、名前こそ出ていないが影山に対する言葉であるのは明白だ。天才セッターと呼ばれる彼がここまで言われるのはなかなか新鮮な光景である。そんな中、話の流れで及川の名前が出た。
「及川……やつは優秀な選手だ。やつもAもうちへ来るべきだった。」
少しにらみを聞かせたような、そんな表情。Aは肩を跳ねさせてから視線を泳がせた。
「やせた土地では、立派な実は育たない」
「やせた土地……？どういう意味ですか？」
牛島の言葉につっかかったのは、日向であった。
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希(プロフ) - 130羽の三大が三台になってます。たぶん三大だと思います。 (2017年7月18日 21時) (
レス) id: b9f12d00ff (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - ページ29の"低空飛行"が"低空引こう"になってますよ！ (2016年12月26日 17時) (レス) id: 476a1e2e74 (このIDを非表示/違反報告)
花宮幸ヤ(プロフ) - ミッキーさん» 長い間レスできずに申し訳ないです…。そちらの方を長い間更新止めててすいませんでした(；-；)これからコツコツがんばりますので、これからも見ていただけたら幸いです(´×ω×`) (2016年8月3日 13時) (レス) id: 16a4b4f29a (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - テニスの王子様の更新をしてください！楽しみにしてます。 (2016年7月24日 19時) (レス) id: f565134c71 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 汐李さん» ノンノンノン！← 赤葦、木兎さん、リエーフ、夜久さんが好きなのでそれぞれ字を取りました（*´ω｀） (2016年3月22日 23時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔 x他2人 | 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2016年2月27日 3時
