９０羽 ページ5
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「というかここ、どこだ？」
きょろきょろと周囲を見渡す日向に、Aは息を整えながら「若野3丁目。」と答えた。
「若野３丁目っていえば、白鳥沢の近くじゃねぇか？」
「うん、ちょっといったところ。」
「白鳥沢って、牛若の！？」
「あ、それからAも！」と日向が悪気なくAをおまけのように追加する。そんな彼に苦笑いをして、とにかく帰ろうと促そうとしたときだ。
「俺に何か用か。」
Aからしたら少し前に聞いた声であり、聞き覚えしかない声が聞こえた。ギ、ギ、ギ、と機械のような効果音が付きそうな首の動きで、3人は声がした方向を向く。そこには案の定、ジャージ姿の牛島が居た。
「ジャパン！！！」
日向のあまりに素直で率直な叫びに、Aは思わず吹き出した。
「……A、お前も居たか。」
「数日ぶりですね。」
そのまま無言の空気が続き、歩行者信号の表記が青に変わると「用がないなら行く。」と言葉を残して牛島は走り出した。
「俺たち、烏野から来ましたッ！白鳥沢の偵察させてもらえませんか！」
とにかく引き止めねば、そうとでも思ったのか、影山が叫んでいた。日向もAもあまりに突然すぎるその行為に目を見開いて影山を見る。
「……烏野、Aが白鳥沢を捨ててまで選んだ……おかしな速攻を使うチームだな。好きにしろ。お前たちの実力がどうであっても、見られることで俺たちが弱くなることはない。とはいえ……お前ならどんな攻略法を見出してくるかも分からんがな。」
まっすぐ前を見て淡々とかたる牛島であったが、最後にAに少し視線をやって呟いた。鋭い瞳に捕らえられてAはびくりと体を震わせる。いつまでたっても彼の威圧感の前では平然を保てる気がしない。
「これから学校に戻る。見たいならついてくると良い。……ついてこれるならな。」
その挑発的な言葉に、日向と影山は肩を揺らして反応した。
「ちょっと二人とも、正気！？早く戻らないと大地さんに怒られ、」
「お前は帰ってもいんだぞ。」
準備体操をしながらAには顔も向けず言う影山。コースアウトした馬鹿二人を追いかけてわざわざやってきた身としてその態度、言葉にぷつりと何かが切れた気がした。
わなわなと肩を震わせながらペダルに足をかける。
「言っとくけど、あの人のペース異常だから。精精おいて行かれないようにね。」
「上等だ！」
「上等だ。」
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希(プロフ) - 130羽の三大が三台になってます。たぶん三大だと思います。 (2017年7月18日 21時) (
レス) id: b9f12d00ff (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - ページ29の"低空飛行"が"低空引こう"になってますよ！ (2016年12月26日 17時) (レス) id: 476a1e2e74 (このIDを非表示/違反報告)
花宮幸ヤ(プロフ) - ミッキーさん» 長い間レスできずに申し訳ないです…。そちらの方を長い間更新止めててすいませんでした(；-；)これからコツコツがんばりますので、これからも見ていただけたら幸いです(´×ω×`) (2016年8月3日 13時) (レス) id: 16a4b4f29a (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - テニスの王子様の更新をしてください！楽しみにしてます。 (2016年7月24日 19時) (レス) id: f565134c71 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 汐李さん» ノンノンノン！← 赤葦、木兎さん、リエーフ、夜久さんが好きなのでそれぞれ字を取りました（*´ω｀） (2016年3月22日 23時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔 x他2人 | 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2016年2月27日 3時
