１１６羽 ページ31
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豪快な音を立てて木兎の打ったスパイクがコートに決まる。「ッしゃー！！」と目の前で喜ぶ木兎を前に、その威力にAは目を見開いた。知ってはいたけれど……やはり間近で見るとその威力は段違いだ。流石は牛島に並ぶスパイカーだなと痛感する。
「どーだAチャン！俺凄いだろ、最強だろ！」
「……はい。でもまだ若先輩の方が上ですね。」
「なんだとぉ！？誰だその若先輩ってやつは！！」
「牛島若利ですよ。あってるよね？」
赤葦が確認するようにAに聞く。黒尾や木兎といった悪い意味で大人っぽくない人たちと絡んできた分、赤葦の落ち着いた雰囲気にどこか安心感さえ覚えて、Aは穏やかに「はい。」と返した。
「ウシワカ？何でそこでウシワカがでるんだよ！」
「え、木兎さんだってこの子、」
「中学時代白鳥沢のマネージャーだったので。」
Aの言葉に「なるほどな！」と理解を示す木兎。単純馬鹿だから話が早いな〜なんて、流石に口には出さないけれど。
「そうか、お前中学が白鳥沢……白鳥沢のマネ……白い髪の……白鳥！？」
木兎が驚いた様子でAに向かって叫んだ。その声量と白鳥と呼ばれたこと、2つに驚いたAが「知ってるんですか？」と問うと、「知ってるよ。」と赤葦が頷いた。
「月バリで特集組まれてたし、ウシワカ意識してた選手なら絶対君のこと目についてるしね。」
軽くオーバーハンドの練習をしながら赤葦は答える。ちょっとだけ照れくさくて「なんか恥ずかしいですね。」と小さく笑った。
「まじ！？白鳥だったのかAチャン！」
「はいはい、手が止まってますよ。」
「あしらわないで！？」
といいつつも籠からボールを取りに行く木兎。そして1つを手にもつと、「行くぞ！」と言って赤葦にボールを投げた。それを赤葦があげて、木兎が打つ。またも豪快な音が響いて、コートにボールが叩きつけられた。
「っしゃー！」
「1枚ブロックに勝っただけっスよ。」
「たかが1枚ブロックですよ？」
「うっせーな！2人そろって同じこと言うな！」
「じゃ、2枚でどうだ？」
肩で息をする月島の隣に、余裕綽々な笑みを浮かべる黒尾が並んだ。
「(レシーブ練は……？)」
「(あれ、リエーフは？)」
月島とAが同じようなことを考えてリエーフがいたはずの場所を見る。そこにいたリエーフは床に倒れ込んだまま動いていなかった。
「(死んだ？)」
「(死んだ？)」
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希(プロフ) - 130羽の三大が三台になってます。たぶん三大だと思います。 (2017年7月18日 21時) (
レス) id: b9f12d00ff (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - ページ29の"低空飛行"が"低空引こう"になってますよ！ (2016年12月26日 17時) (レス) id: 476a1e2e74 (このIDを非表示/違反報告)
花宮幸ヤ(プロフ) - ミッキーさん» 長い間レスできずに申し訳ないです…。そちらの方を長い間更新止めててすいませんでした(；-；)これからコツコツがんばりますので、これからも見ていただけたら幸いです(´×ω×`) (2016年8月3日 13時) (レス) id: 16a4b4f29a (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - テニスの王子様の更新をしてください！楽しみにしてます。 (2016年7月24日 19時) (レス) id: f565134c71 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 汐李さん» ノンノンノン！← 赤葦、木兎さん、リエーフ、夜久さんが好きなのでそれぞれ字を取りました（*´ω｀） (2016年3月22日 23時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔 x他2人 | 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2016年2月27日 3時
