８９羽 ページ4
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ある日の烏野高校排球部は、山の中腹まで坂道ダッシュ10本というハードなメニューをこなしていた。ちなみに、中腹にはAがいて、タイムを聞いたりドリンクを受け取る形式になっている。
「はい、月島おつかれ。」
「ん。」
やってきた月島にドリンクをわたす。先にたどり着いたほかのメンバーも座り込んで休憩していた。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉ！！」
「うりゃぁぁぁぁぁぁ！！」」
そんなところへ、言葉にならない奇声を上げながら影山と日向が馬鹿みたいなスピードで『通り過ぎて』行った。
「ちょ、馬鹿、日向影山！」
2人をほうっておいたらどこまで行くか分かったものでない。考えるより先に、ここまで登ってくるために使った自転車にまたがった。
「すみませんっ、大地さんに連絡お願いします！」
そう休憩している選手たちに言って、静止の声を背中に受けながらAは日向と影山の後姿を追いかけていった。
「(山さえ下りたら私の家がある近辺だし、土地勘はあるから万が一は大丈夫……ってそういう問題じゃないか。)」
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「(あいつら、どこまで走るの！？)」
くだりが多いとはいえ、山道を自転車で進むには少し無理があったらしい。体力には自信があるほうとはいえやはりかなりきつい。姿を見失ったりかろうじて後姿を捉えられたりという状況が続いていた。
奇声のおかげで居場所は分かりやすい。とはいえ埒があかないのも事実。家の近くという事で知り合いがいる可能性を考え辺りを見渡してから、Aは大きく声を上げた。
「とまれーっ、単細胞2人組！！」
数十メートルほど先に居る2人がぴたっと止まる。Aはほっと胸をなでおろして、いそいで自転車をこぐ足のサイクルをはやめた。
「日向、影山！」
足を止めて苦しそうに肩で息をするA。足はもう既にパンパンで、明日は筋肉痛でどうしようもないだろうなと思う。2人は我に返ったのか驚いた様子で周囲を見渡していた。
「え、俺ら、え！？お前、途中で道間違えただろ！」
「お前だろボゲッ！！」
「どっちもだアホッ！！……ホント勘弁してよね……。」
めっちゃつかれた、と愚痴をこぼしながらAは額に伝う汗を拭った。こいでいる最中は風を受けて暑さを感じなかったが止まると一気に運動した分の熱が襲ってくる。
「えっ、A山道チャリできたのか！？」
「だからこんなに疲れてるのよ……。」
「……ゴリラ女。」
「はあ？」
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希(プロフ) - 130羽の三大が三台になってます。たぶん三大だと思います。 (2017年7月18日 21時) (
レス) id: b9f12d00ff (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - ページ29の"低空飛行"が"低空引こう"になってますよ！ (2016年12月26日 17時) (レス) id: 476a1e2e74 (このIDを非表示/違反報告)
花宮幸ヤ(プロフ) - ミッキーさん» 長い間レスできずに申し訳ないです…。そちらの方を長い間更新止めててすいませんでした(；-；)これからコツコツがんばりますので、これからも見ていただけたら幸いです(´×ω×`) (2016年8月3日 13時) (レス) id: 16a4b4f29a (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - テニスの王子様の更新をしてください！楽しみにしてます。 (2016年7月24日 19時) (レス) id: f565134c71 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 汐李さん» ノンノンノン！← 赤葦、木兎さん、リエーフ、夜久さんが好きなのでそれぞれ字を取りました（*´ω｀） (2016年3月22日 23時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔 x他2人 | 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2016年2月27日 3時
