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『イインデスカ…』


「はい!

あ、でも及川さん部活で忙しいですもんね…」
 


この子は絶対に何もわかってないんだろうな

と思いつつ俺は即答する。

 

『うち基本月曜、部活オフだから』



「だったら明日は?急すぎますか?」



『いや明日もうすっっごく暇なの俺。

Aちゃんに会いたい』


ピアノももちろん聞きたいけど
俺はただ会いたい一心で暇なのをアピールして



それからAちゃんは、


「じゃあ明日ぜひ!

あ、それでさっきの続きなんですけど…」



と言いながら、何事もなかったかのように

また目線を本へと移し、



俺は目的地に着くまで

普段と違う姿の好きな子がこんなに至近距離にいて、

いつもより早い自分の心臓の音が聞こえないか

ひやひやしながら過ごした。





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さ。 - めっちゃ面白かったです!! (2020年6月13日 1時) (レス) id: 8674ff81bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mai | 作成日時:2020年5月20日 20時

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